本学モノづくりセンター「超電導デモプロジェクト」が1月27日(土)東京都の日本科学未来館にて行われた「超電導と極低温の世界」市民公開講座 デモ機コンテストにおいて、2位に入賞しました。これは公益社団法人 低温工学・超電導学会が主催し、超電導や極低温の物理現象を、一般の方々に体験してもらう全国規模のイベントです。
超電導デモプロジェクトが出展したのは『超電導ミニカー』です。全て手作りのミニカーは来場した親子連れにも大人気となりました。
車体は3Dプリンターで製作、モーターも一から手作りし、磁石の代わりに超電導体を使ってモーターを回し、ミニカーを走らせるというものです。
製作には約80時間を要し、製作過程ではモーターのパワーが足りなかったり、思うように走らなかったりと様々に発生する不測事態を解決しながら完成させました。
当日はこのミニカーの他にも、磁石を敷き詰めたレールの上を、液体窒素により磁石の性質を帯びた超電導体を浮かせて走らせることを来場者に体験いただきました。さかさまにしても超電導体が落ちないこのレール体験も大変好評でした。