2023年3月9日(木)から一週間にわたり、台湾協定校である国立高雄科技大学(NKUST)にて本学との協働学修プログラムが開催され、藤井洋次教授率いる本学学生13名が同大学の学生達とともに参加いたしました。
NKUSTとは2017年に学術交流協定を締結後、本学大学院工学研究科との協働主催による国際セミナーの開催や、短期派遣研修を台湾・高雄市のキャンパスにて開催していましたが、コロナ禍の影響により、2020年以降はオンラインによる協働学修プログラムを実施してきました。
パンデミックの沈静化を受けて約4年ぶりに台湾現地での開催となった今回のプログラムは、「地方創生」をテーマにNKUST日本語学科の黄愛玲副教授が企画。初日には藤井洋次教授より「関係人口」に関する講義が行われ、NKUSTが取り組む林邊の「鄰家友好漁業環境USRプロジェクト」の現場や屏東県の寺院、原住民村、美濃の客家村を訪問しました。研修の最終日には、NKUSTのUSR※の取組みや、訪問した地域の魅力を踏まえ、高雄市の関係人口を増やすにはどうすれば良いかについて日台合同で4班に分かれて話し合い、パワーポイント資料にまとめて発表しました。最終日には、早朝出発にも拘わらずNKUSTの学生達が高速鉄道左營駅に駆けつけ、最後まで別れを惜しむ姿がみられました。本学では、4月よりNKUSTの学生5名が交換留学生として6か月間学ぶほか、6月にはNKUSTとの合同短期プログラムを本学にて実施するなど、今後も国立高雄科技大学との交流を更に深めて参ります。
※USR・・・University Social Responsibilityの略で「大学の社会的責任」