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【研究NOW! vol.10】外科手術のデジタル・トランスフォーメーション情報支援内視鏡外科手術システム

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徳安研&オリンパス社などのプロジェクトに約42億円の交付額!日本医療研究開発機構(AMED)の技術開発事業に採択

情報工学部情報システム工学科の徳安研究室では、内視鏡外科手術を支援するAIシステムの開発に取り組んでいます。内視鏡外科手術では患者さんの心身の負担が軽く、術後の社会復帰が早期化されるため、様々な病気の治療方法として現在も研究が進められています。一方で、手術には高度な知識と技術が必要とされ、手術件数も多いことから、依然として手術中の事故が発生しているというのが現状です。徳安研究室では、AIが主要な臓器を認識し、安全な切離ラインを決定するために必要なランドマークをリアルタイムで術者に提示するシステムの開発を行っています。この研究は、平成29年度日本医療研究開発機構(AMED)未来医療テストベット事業に採択され、昨年12月には世界初となるAIナビゲーションの検証実験に成功しました。今年度(2019年度)、これまでの研究成果がオリンパス株式会社が掲げる次世代外科手術コンセプトInformation Richと融合し、オリンパス(株)が代表機関となって、福岡工業大学(徳安達士教授)、大分大学(猪股雅史教授)、国立がん研究センター東病院(伊藤雅昭先生)、東京大学(佐久間一郎教授)がコンソーシアムを形成し、未来の内視鏡手術システムの実用化と製品化を目指すことが決まりました。プロジェクトチームにはAMEDから、今年度以降、総額42億円余の助成金の交付も予定されています

 

内視鏡外科手術は、術者の目と手の機能を拡張し、患者さんの負担を軽減する術式としてこれまで発展してきました。徳安研究室では、大分大学医学部と共同で、手技の鍛錬に特化したトレーニングシステムの開発を行ってきましたが、To Error is Humanの言葉のように、人間である医師もまた失敗します。その失敗の要因を分析したところ、失敗事例の多くが術者の誤認であることがわかり、人工知能によるランドマークの術中教示システムの発想に行きつきました。AMED事業による福岡工業大学、大分大学、オリンパスの開発チームは、まさに産学官・医工連携プロジェクトの成功事例であり、今回さらに国立がん研究センターと東京大学がチームに加わりました。
腹腔鏡下胆嚢摘出手術における4つのランドマーク:切離ライン決定を効果的に補助※画像はモノクロに加工しています。

今年10月28日にオリンパス株式会社石川事業所で開催されたキックオフミーティングでは、関係者約50人が集い、日本の医療機器産業の新たなイノベーション創出を目指し、数年後の市場展開に向けてプロジェクトがスタートしました。

今回の事業において、徳安教授らは大分大学とオリンパス(株)と連携して、AIシステムの適用術式を現在の胆嚢から胃や腸に広げていき、臨床性能試験を踏まえ、市場に向けたソフトウェアのライブラリ化(Information Rich Real Time Library)を担当します。チームでは他にも自律制御型内視鏡スコープやエネルギーデバイスの開発にも取り組み、2024年度以降の実用化を目指していきます。

 

徳安達士教授

  • 第8代工学研究科長
  • 情報工学部情報システム工学科

 

日本医療研究開発機構(AMED)「先進的医療機器・システム等技術開発プロジェクト」採択プロジェクト名<外科手術のデジタルトランスフォーメーション:情報支援内視鏡外科手術システムの開発>

 

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[電気工学科]国家資格第3種電気主任技術者に3名が合格!

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電気工学科から第3種電気主任技術者である「電験3種」の試験に3名が合格いたしました!電気工学科より電験3種合格は4年連続となります!電験3種とは1種~3種に分類されている電気主任技術者資格の1つで、電圧5万ボルト未満の電気工作物(出力5,000キロワット以上の発電所を除く)の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行うことができる資格となっています。今年度の合格率は9.3%という難関の国家資格です。次は電験2種合格目指してがんばってください!

2年次より資格取得を志し、2年次に1科目、3年次に2科目そして今回見事全科目合格となった。田島先生の講義、勉強会で模試の予習や基礎固めをし、自学ではYou Tubeの電験対策の動画などを参考にしながらしっかり学んだ。電気系の職種に内定しており、入社後はこの資格を生かすとともに、来年度電験2種取得に向けて、更に努力していきたい。
高校2年生時に資格取得を志し、今回5年越しの挑戦で見事全科目合格した。1、2年次の「電気回路」「電磁気」の授業は、電験3種の基礎学習の部分であるので、しっかり学習することが大事。資格対策は対策講座で過去問をたくさん解き、また今後受験予定である2種の勉強も並行して行ったので、難易度の高い問題になれることが出来た。 卒業後は施工管理の職種に内定しており、入社後は業務に直結する資格となる。今後2種取得も目指している。
2年次より資格試験にチャレンジし、今回3度目で全科目合格することが出来た。合格までの道のりの中では、就職先の業務に直結する資格でないこともありモチベーションの維持に苦心したが、大学生活でしっかり勉強した証を残したいという思いを強く持ち、勉強を継続して行った。対策としては、授業後の復習、計算問題は本質的な意味を考えながら行い、過去問を3~5年分解き、間違えた箇所は田島先生に指導頂き、何度も復習した。

 

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[保護者対象]8会場で入試直前個別相談会を実施します

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開場時間実施内容
15:30~18:30
※ご都合の良い時間にお越しください。
  • 入場受付順に「個別相談」となります。
  • 入試ガイドや過去問題集(回答例付)無料で配布いたします。
    ※予告なく変更の可能性もございます。ご了承ください。

 

2019年12月2日(月)から、本学の「入試直前個別相談会」を実施します。
個別相談を通じて進学に関する“疑問”を“安心”に変えませんか?
お子様の同伴もOK!事前予約は不要・入場無料です。相談会の実施スケジュールは以下のとおりです。

入試直前個別相談会実施スケジュール

地域会場日時
黒崎■黒崎ひびしんホール
 福岡県北九州市八幡西区岸の浦2-1-1
12月2日(月)
15:30-18:30
佐賀■グランデはがくれ
 佐賀県佐賀市天神2-1-36
12月2日(月)
15:30-18:30
福岡中央■河合塾福岡校
 福岡県福岡市中央区渡辺通4-2-11
12月3日(火)
15:30-18:30
本学■福岡工業大学 FITホール2階セミナー室
 福岡県福岡市東区和白東3-30-1
12月4日(水)
15:30-18:30
久留米■久留米ゼミナール
 福岡県久留米市天神町2-56
12月4日(水)
15:30-18:30
筑紫野■筑紫野市文化会館
 福岡県筑紫野市上古賀1-5-1
12月5日(木)
15:30-18:30
福岡西■ももちパレス
 福岡県福岡市早良区百道2-3-15
12月10日(火)
15:30-18:30
小倉■河合塾北九州校
 福岡県北九州市小倉北区室町2-10-8
12月11日(水)
15:30-18:30
本学■福岡工業大学内 FITホール2階セミナー室
 福岡県福岡市東区和白東3-30-1
12月12日(木)
15:30-18:30

 

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TEL:092-606-0634
(窓口受付/平日9:00~17:00)

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[情報通信工学専攻]『電気通信主任技術者』試験に合格

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情報通信工学専攻1年の学生が国家資格である「電気通信主任技術者」(伝送交換主任技術者)の資格試験に合格しました。「電気通信主任技術者」は、電気通信ネットワークの工事、維持及び運用を監督する国家資格で、有線および無線を含めた電気通信系分野の最上位資格の一つとなります。
電気通信事業者は、その事業用電気通信設備を、総務省令で定める技術基準に適合するよう、自主的に維持するために、電気通信主任技術者を選任し、電気通信設備の工事、維持及び運用の監督にあたらなければなりません。電気通信主任技術者の選任は、原則として、事業用電気通信設備を直接に管理する事業場ごととなります。
最も関連性が高い資格である「工事担任者」が、ネットワークの末端(電話端末)における工事のスペシャリストであるのに対し、「電気通信主任技術者」は有線および無線を含めた電気通信事業者側のネットワーク設備全体を統括するのが特徴です。

 

学生コメント

学部2年次に「第1級陸上無線技術士」、4年次に「工事担任者」(AI・DD総合種)を取得しており、今回第1級陸上無線技術士の有資格による2科目免除を生かしてこの資格を取得しました。(4科目中2科目免除となります。)学部3年次にチャレンジしましたが合格ならず、今回はその時に受講した対策講座の教材を復習したり、情報通信工学科事務室の参考書で学習したり、過去問をたくさん解き3カ月ほど集中して勉強しました。研究(「無線電力伝送に向けた整流回路の試作」)との両立が大変でしたが、朝から夜まで研究室に入り浸り、無事合格することが出来ました。

 

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2019年度大学院工学研究科・社会環境学研究科『第2回大学院進学説明会』開催

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2019年10月25日(金)、2019年度第2回目となる大学院進学説明会を開催しました。今年度は、3年生前期終了時もしくは後期終了時の成績上位1/3の学生に本学大学院推薦受験資格を授与することなり、学部3年生を中心に52名が参加しました。また、年間動員学生数は148名となり、過去最高を記録しました。

今回、学部生の皆さんに大学院進学の意義を考えてもらいたく、企業の第一線で活躍されている大学院OGおよび採用担当者をお招きし、企業者目線から大学院修了者への期待についてお話を伺いました。説明会では、始めに徳安工学研究科長より、自らの大学生時代の経験談を交えながら、大学院で過ごした時間がいかに濃密で人格形成、将来設計の中で貴重な経験であったかをお話し頂きました。特に、大学院は単に研究だけではなく、自転車実業団選手としての活動と両立させることで、人間力を大きく伸ばしたことが語られました。

次に、2017年度に工学研究科修士課程情報システム工学専攻(徳安研究室)を修了され、現在はトヨタテクニカルディベロップメント株式会社シミュレーション事業部モデリング技術開発室のOGから講演を頂きました。ここでは、大学院での実践的な学び、研究、学会発表等を通して得られた貴重な経験と成長が、現在の仕事にどのように生かされているか、具体的な事例を持ってお話し頂きました。さらに、計測制御事業本部事業統括部室長の朝倉広充様からは、刻々と変化する社会の中で、企業者目線での今後必要な人材像などをお話し頂きました。特に、この数年で、仕事形態が多様化し、さらに高速化していることで、「自ら考えて行動できる人材」への関心が強まり、結果として大学院生の採用人数が増えていることが述べられました。

最後の座談会では、計測制御事業本部事業統括部課長の岡田数晃様と現役院生3名も加わり、学生からの様々な質問に対応頂きました。終了時刻が、当初予定していた時刻より30分程延長となる程、参加学生の大学院進学に対する関心の高さが窺えました。真剣なまなざしで耳を傾ける学生の姿は印象的で、参加した学生からは、「進学意欲が高まった」など、先輩の活躍を目にして大いに刺激となったようです。大学院では、次年度も4月と10月の開催を予定しております。また、この後期には国内トップ企業の技術者講話を開催すべく準備を進めています。

【プログラム】
1.研究科長より大学院進学の意義について
2.大学院での成長と企業での仕事-トヨタテクニカルディベロップメント株式会社シミュレーション事業部モデリング技術開発室(2017年度情報システム工学専攻修了生)
3.採用担当者からの大学院修了生への期待 -トヨタテクニカルディベロップメント株式会社計測制御事業本部事業統括部総括室室長 朝倉広充様計測制御事業本部事業総括部総括室担当課長 岡田数晃様
4.大学院事務室から説明
5.座談会(現役大学院生,企業人OB,採用担当者)

 

 

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令和元年度情報工学部教育業績賞表彰式が行われました

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教育業績賞とは、本学のモットーである「一人ひとりに丁寧な教育」を維持発展させるために、情報工学部の各学科において、教育改善に顕著に貢献した教員を教育業績評価優秀者として表彰するものです。
10月23日、情報工学部教授会において、令和元年度の情報工学部教育業績賞の受賞者の発表が行われ情報工学部長の前田洋教授より表彰状が手渡されました。情報工学部の各学科の受賞者は以下の4名の方々です。

家永准教授は、学生自身が実験を行う情報工学実験I·IIに長く携わってきておられ、魅力ある実験および授業構成を考案・実施されてきておられます。さらにその過程において学生への実験についての密な指導や、学生から提出されたレポートヘの丁寧な添削を行い高い評価を得られています。
同様に学生自身が中心となって実施する少人数グループの教育手法であるPBL(Project Based Learning)を実践する講義である「プロジェクト型演習I,II」に主導的な立場から深く携わってきておられ、講義開始前年度から講義の実施方針やシラバスの策定、実習内で用いる機材の検討等、講義に関わる細部に至るまで多くの貢献をされてきました。講義で実施したプロジェクトはPBL合同成果発表会にて2年連続で発表するなど教育効果の高さが認められます。

糸川教授は、長年に渡り情報通信工学科のカリキュラムにおいて必須となる数学の講義を担当し、学生の専門科目の基礎学力向上に貢献して来られました。近年は、講義において複数のプロジェクタスクリーンを用いた講義スタイルを確立し、数学に対して苦手意識のある学生にも興味を持って受講できるよう工夫をされてきました。その学生目線での講義スタイルは、アンケートなどで多数のコメントが書かれるように、専門科目のための数学を学生に意識させることができています。

山本講師は、現カリキュラムにおいては「CプログラミングI」「Cプログラミング II」(いずれも1年必修)を担当されており、それ以前のカリキュラムにおいても、必修科目を含む1 年次配当のプログラミング科目を長きにわたって担当されています。入学前にプログラミングの経験がなくプログラミングの初学者となる学生も受講する中で、授業の資料や運営の方法を工夫され、学生の理解を促すことのできる授業となるように努めてこられました。授業評価アンケートの評価ポイントの高さは、その努力が学生に高く評価されていることを示しています。

横田教授は長年にわたりシステムマネジメント学科の教育に携わり、教育手法の研究や発展に寄与されてきました。実験的とも言える試行錯誤を積み重ねる教育手法は、他の若手教員へも波及し、教育への取り組みや姿勢において少なくない好影響を与えてきました。さらに学部教育のみならず大学院教育においても、その広がりが認められるところです。

 

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[システムマネジメント学科]横田将生教授著書『Natural Language Understanding and Cognitive Robotics』が出版されました

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システムマネジメント学科 横田教授執筆の著書 『Natural Language Understanding and Cognitive Robotics』が発売されました。
本書は40年間「自然言語理解」の研究をされている横田教授が、人間とロボットが共存し相互作用する近い将来を実現するために、ロボットが自然言語理解(NLU)のような特性を統合マルチメディア理解(IMU)の中心部分としてどのよう獲得するかを説明しているもので、人工知能、ロボット工学、認知科学に興味のある研究者や学生を対象としているものです。
ぜひ、手にお取り下さい!

 

システムマネジメント学科横田将生教授

研究分野:知覚情報処理・知能ロボティクス
近未来においてロボットが人間の日常生活における真のパートナーとして存在するためには、少なくとも自然言語(natural or human language)による一般人との意思疎通のために適切で十分な能力が必要である。なかでも時空間に関する言語理解および表出能力はロボットが一般人と協調的に作業を行う際に最も重要である。

しかしながら、一般人が直観に基づき頻繁に発話しかつ容易に理解する自然言語時空間表現には、ロボットにとって客観的時空間への直接的な接地(Grounding)が困難なものが頻繁に出現し、その中には、下記のS1~S5のように一見非科学的ともとれるものも多く存在する。このような表現には時空間における人間の主観(外界知覚過程の性向、すなわち、時空間に対する心の働き方)が投影されており、将来、一般人とロボットの円滑な協調的相互作用の障害、すなわち、認知障壁(Cognitive Divide)になると考えられる。この問題を本質的に解決するには、人間の認知機能のモデルを擁し、それに基づきS1がどのような情景に接地されるかを決定でき、S2とS3およびS4とS5の間の同義性(すなわち同一情景に接地されること)を体系的に指摘できる自然言語理解能力を備えた人間・ロボット対話管理システムの開発が必要である。本書では、人間の主観的知識を心の機能モデルを介して体系的に接地可能な形式で表現・計算する方法論およびそのコンピュータ・シミュレーション結果について詳述している。

(S1) The Andes Mountains run north and south.
(S2) The path goes down to the brook.
(S3) The path comes up from the brook.
(S4) The road runs 10km straight east from A to B, and after a while, at C it meets the street with the sidewalk.
(S5) The road separates at C from the street with the sidewalk and, after a while, runs 10km straight west from B to A.

 

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[附属城東高校]女子バレー部第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会福岡県大会女子の部代表決定戦に進出!

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令和元年11月2日(土)、3日(日)に行われた第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)
福岡県大会女子の部において、附属城東高校女子バレー部がトーナメントを勝ち上がり、福岡県代表決定戦に進出しました。
誠修高等学校と対戦します。春高バレー2年連続全国大会目指してがんばります。応援よろしくお願いします!

<戦績>

1回戦福工大城東25-3
25-3
東筑
2回戦福工大城東22-25
25-13
25-10
北九州市立
準々決勝福工大城東25-12
25-12
直方
準決勝福工大城東22-25
25-16
25-21
西短附属

 

  • 決勝:11月16日(土)
  • 会場:福岡市民体育館(福岡市博多区東公園8番2号)
  • 時間:12:00試合開始

 

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[附属城東高校]令和元年度福岡県高校新人ソフトテニス大会男子個人九州大会進出!

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10月26日(土)27日(日)久留米市の新宝満川テニスコート、久留米総合運動公園にて令和元年度福岡県高校新人ソフトテニス大会(九州大会予選)が行なわれ、附属城東高校ソフトテニス部の男子団体、女子団体が上位の成績を収め、男子個人(2ペア)が12月14日(土)15日(日)に沖縄県で行われる九州大会出場を勝ち取りました。

今回の県大会は、男女揃っての団体戦、個人戦出場であり、各種目で城東の強さが光る大会でした。城東が得意とする団体戦では、男子が予選を1位通過し、4位での表彰を獲得。女子は緊張高まる一回戦を勝ち抜き、ベスト16となりました。また女子個人戦では3回戦進出を果たし、男子個人戦では、写真の学生ペアがそれぞれベスト8、ベスト4となり、九州大会への出場権を獲得しました。

学生コメント

この度私達は、福岡県新人ソフトテニス大会で九州大会に2ペア出場する事が出来ました。城東高校が2ペアも個人戦に出場するのは初の事です。毎日試合をイメージした練習を行い、強豪と試合を行っても勝てる様な技術を身につけることを意識しました。実際の試合では、最終セットまで行く試合がほとんどでしたが、相手の隙をつくプレーが出来て最終セットでも自分達の強みを活かせる試合ができたと思います。今年の高体連の県大会では、1回戦敗退と悔しい思いをしたので、新人戦こそはと練習を重ねてきた結果が実りとてもほっとしています。九州大会では、2ペアともベスト8を目標にしてさらなる努力をしていきます。応援よろしくお願いします。

 

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インターナショナルスポーツフェスティバル2019開催

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10月19日(土)インターナショナルスポーツフェスティバル2019を開催いたしました。
このイベントはスポーツを通じた国際交流をする目的で、毎年FITアリーナで開催されているものです。
今年は本学及び九州工業大学、愛和外語学院、福岡女学院大学、福岡女子大学、福岡県留学生会(FOSA)の留学生と日本人学生、約100名15か国の学生が参加しました。

国際交流サークル・FIT-ICEのシステムマネジメント学科3年生と社会環境学科3年生と電子情報工学科2年生の3名を中心に、企画、運営から実施まで、また開催当日の司会進行等活発に活動しました。
今年はフットサル、バレーボール、ドッチボール、玉入れ、大繩のほか、障害物競走を取り入れ、6種目で競い合いました。今回は例年と違って学校対抗戦ではなく、各大学、団体の参加者からA(赤),B(青),C(黄),D(緑)四つのチームを編成し競技を行いました。各チーム一丸となってお互いに協力し合う姿が見られ、試合中にも大学とは関係なく「青チーム頑張れ、緑チームファイト!!」等々、たくさんの学生から大きな声援が送られていました。多くの国の留学生がスポーツを通して楽しく国際交流をすることができ、又参加したい、楽しかったとの声も頂いて大盛況の中、大会が終了しました。

フットサル
大縄跳び
バレーボール
ドッジボール

 

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[エクステンションセンター]FITオープンカレッジ2019秋冬講座『森脇浩司氏講演会』

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「微差は大差」

~個人力・チーム力を最大限に引き出すには
~偉大な業績も小さなことの積み重ねから

この講座ではプロ野球選手・監督経験を通して見えてきた森脇流「勝利の法則」について具体例を交えながらお話します。すべてのスポーツ・すべての仕事にも共通する話なので、野球に興味がある方以外にもおすすめの講座です。

元オリックス監督・元ソフトバンクホークスヘッドコーチ 森脇浩司氏講演会
開催日12月8日(日)
時 間13:00~14:30(開場12:30)
会 場福岡工業大学C棟地下ホール
受講料無料
申込み専用フォームよりお申込みください。
→お申込みフォーム

(ポスターをクリックするとPDFが開きます)

 

お問い合わせ

福岡工業大学 エクステンションセンター
TEL:092-606-8070
E-mail:opencollege@fit.ac.jp

 

[附属城東高校]令和元年度第34回福岡県⾼等学校総合⽂化祭第21回吟詠剣詩舞部⾨福岡県⼤会優秀賞受賞全国大会へ!

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令和元年10月26日、福岡県飯塚市の福岡県立嘉穂高等学校にて行われた「令和元年度第34回福岡県⾼等学校総合⽂化祭 第21回吟詠剣詩舞部⾨福岡県⼤会」において附属城東高校1年生が優雅な吟詠を披露し、⾒事優秀賞に輝き、来年8⽉に⾼知県で開催される全国⼤会に福岡県代表チームの⼀員として出場することになりました。

生徒コメント

先日福岡県立嘉穂高等学校で行われた令和元年度第34回福岡県高等学校総合文化祭第21回吟詠剣詩舞部門福岡県大会に出場しました。このような大会に初めて出場し、緊張もしましたが優秀賞を取ることができ、とてもうれしく思いました。これに満足しないで、来年7月31日に高知県で開催される全国大会において最優秀賞を取れるよう、福岡県チーム全員で練習を頑張り、また団結して取り組みます。初めての全国大会なので、会場の雰囲気や他の県の実力等何もわからないのですが、福岡県チームの足を引っ張らないで貢献できるよう、精一杯精進したいと思います。応援よろしくお願いいたします。

 

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[情報工学部]クラウドアプリ開発入門講座成果報告会を開催しました

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11月1日(金)本部棟3階FIT Linkにて、情報工学部クラウドアプリ開発入門講座の成果報告会が開催され、6チームが独自開発したアプリのプレゼンテーションを行いました。

クラウドアプリ開発入門講座は、プログラミングの講義のレベルを超えたより高いレベルの技術を望む学生に、カリキュラムの進行とは別に、早い時期から高い技術を習得する機会を設け、実践的ICT技術者をより多く輩出することを目的として情報工学部が開設しているもので、今年度で8年度目の取組です。今回は株式会社早信国際の黒田 和也氏を講師に迎え、20名の受講者が約1ヶ月半にわたって独自のアプリ開発に取り組みました。サイエンス・インカレやふくおかIT Workouts、九州アプリチャレンジ・キャラバンの課外コンテストを目指す受講者にはアプリ開発ができる学内の施設設備i-Tech LABが提供されます。

 

チーム名アプリ名
チームAブラックジャックベット額算出
チームB消去しりとり
チームCX目並べ
チームDFASHION`s D
チームEjBlog
チームFHit & Blow
教職員を含め約30名が報告会に参加
チームA
チームB
チームC
チームD
チームE
チームF
プレゼンテーションは、アプリの開発目的、概要、実装機能、今後の課題等がデモ動画を取り込んだパワーポイントを用いて行われました。参加者からは技術面での質問やアプリへのコメントなどがあがり、前田学部長および参加教員、講師の黒田氏からは、この講座で学んだこと、経験したことを今後の活動につなげて欲しいことや、社会に出て情報工学としてのスキルを活かすためには、コミュニケーション力も必要であることなどが伝えられました。過年度には、本講座の受講生が学外のアプリコンテストや地域の課題解決に向けた活動で実績を上げており、今後の学内外での活躍が期待されます。
前田学部長
山本講師
木室教授

 

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[国際連携室]FIT TALKS(英語プレゼンテーションコンテスト)観覧大募集!!

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あなたの1票で入賞者が決まる!

学生たちは、ただいまプレゼンテーションの猛特訓中。その結果を本番で披露します。
仲間の晴れ舞台で、成長と頑張りを応援しませんか?(英語が苦手な方も是非ご参加ください。)

 当日参加OK!
開催日12月4日(水)
時 間16:30~18:30
会 場C棟B1F 階段教室
対 象本学学生

(ポスターをクリックするとPDFが開きます)

国際連携室情報サイト

 

お問い合わせ

福岡工業大学α棟2F 国際連携室
TEL:092-606-8070
→国際連携室お問合せフォーム

 

 

[全日本ロボット相撲大会2019 九州大会]附属城東高校から9台が全国大会進出!モノセン生も健闘!

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2019年11月9日(土)、全日本ロボット相撲大会の九州大会が本学のFITアリーナで開かれました。
全国から約250台のロボットが参加して技術を競ったこの大会には、附属城東高校のロボット相撲プロジェクトからOBも含めて19台。モノづくりセンターのロボット相撲プロジェクトから9台のロボットが参加。全国屈指の強豪校が集う中、附属城東高校からは「魔法の剣A1」チームが高校生の部:自立型で3位。「魔法の剣R2」チームが高校生の部:ラジコン型で3位に入賞するなど、合計9台のロボットが全国大会出場を決めました。また、モノづくりセンターのロボット相撲プロジェクトのメンバーも全日本の部:自立型でベスト16進出を果たすなど、惜しくも全国大会出場はなりませんでしたが、次年度以降に期待を残す奮闘を見せました。

技術者としてのプライドをかけて繰り広げられた熱戦!!ロボットのプログラムや精度、紙一重の差を競う勝負に挑みました!

 

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[短期大学部]11/22(金)~12/1(日)2020年度「公募制推薦入試」出願受付開始

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2019年11月22日(金)から12月1日(日)まで、短期大学部公募制推薦入試の出願を受付いたします。

2020年度公募制推薦入試

出願期間
(インターネット出願)
登録・支払:2019年11月22日(金)~2019年12月1日(日)23:59
書類:2019年12月2日(月)必着
≫インターネット出願
入学試験日2019年12月7日(土)
試験場本学のみ
合格発表日2019年12月13日(金)
詳細本入学試験の詳細は、≫公募制推薦入試のページをご覧ください。

 

 

お問い合わせ

福岡工業大学 入試課
TEL:092-606-0634
FAX:092-606-7357
(窓口受付/平日9:00~17:00)

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【研究NOW! vol.9】ミクロンの金属加工に挑む~放電による微細加工~

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知能機械工学科 山岸研究室では、100μm以下の微細穴の加工を行うための放電加工用工具(ピーリング工具)の研究開発に取り組んでいます。
通常、金属に穴をあける工具は、使用頻度とともに先端部が摩耗していき、工具の取り換えなどが必要になります。山岸研究室が開発している「ピーリング工具」は、コア材に100μm 以下の微細な細線(材質:タングステン)を使用し、これを亜鉛めっきで被覆したものです。
ピーリング工具を被加工金属との間で放電させると、被覆部が除去されてコア材が露出し、それを穴加工に利用するというものです。コアが消耗しても再び放電により被覆部除去→コア露出→穴あけ加工と繰り返し使用が可能となります。

この微細穴加工は、燃料噴射ノズルの微細な穴加工などに応用が期待されます。
現在山岸研究室では、ピーリング工具による段付き微細穴の一括加工や、より微細な穴加工に挑戦、精度評価を繰り返し行っており、この度公益財団法人 三井金型財団の研究助成にも採択されました。

放電加工とは

電極と向かい合う金属との間に電圧をかけて火花を起こし、金属を溶融・除去する加工法である。火花を断続的に発生させて加工を進展させる。1パルスのみ火花を起こす現象は単発放電と呼ばれる。電気のエネルギーを利用する非接触加工法で、やわらかい金属電極で硬い金属材料を加工することができる。

 

 

 

山岸里枝准教授

  • 工学部 知能機械工学科
  • 工学研究科 
    修士課程 知能機械工学専攻

研究分野:生産工学、加工学

研究助成(公財)三井金型振興財団

研究種目名:微細放電加工用ピーリングエ具の作製とそれによる加工技術
2019年度 助成

 

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【研究NOW! vol.10】外科手術のデジタル・トランスフォーメーション情報支援内視鏡外科手術システム

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徳安研&オリンパス社などのプロジェクトに約42億円の交付額!日本医療研究開発機構(AMED)の技術開発事業に採択

情報工学部情報システム工学科の徳安研究室では、内視鏡外科手術を支援するAIシステムの開発に取り組んでいます。内視鏡外科手術では患者さんの心身の負担が軽く、術後の社会復帰が早期化されるため、様々な病気の治療方法として現在も研究が進められています。一方で、手術には高度な知識と技術が必要とされ、手術件数も多いことから、依然として手術中の事故が発生しているというのが現状です。徳安研究室では、AIが主要な臓器を認識し、安全な切離ラインを決定するために必要なランドマークをリアルタイムで術者に提示するシステムの開発を行っています。この研究は、平成29年度日本医療研究開発機構(AMED)未来医療テストベット事業に採択され、昨年12月には世界初となるAIナビゲーションの検証実験に成功しました。今年度(2019年度)、これまでの研究成果がオリンパス株式会社が掲げる次世代外科手術コンセプトInformation Richと融合し、オリンパス(株)が代表機関となって、福岡工業大学(徳安達士教授)、大分大学(猪股雅史教授)、国立がん研究センター東病院(伊藤雅昭先生)、東京大学(佐久間一郎教授)がコンソーシアムを形成し、未来の内視鏡手術システムの実用化と製品化を目指すことが決まりました。プロジェクトチームにはAMEDから、今年度以降、総額42億円余の助成金の交付も予定されています

 

内視鏡外科手術は、術者の目と手の機能を拡張し、患者さんの負担を軽減する術式としてこれまで発展してきました。徳安研究室では、大分大学医学部と共同で、手技の鍛錬に特化したトレーニングシステムの開発を行ってきましたが、To Error is Humanの言葉のように、人間である医師もまた失敗します。その失敗の要因を分析したところ、失敗事例の多くが術者の誤認であることがわかり、人工知能によるランドマークの術中教示システムの発想に行きつきました。AMED事業による福岡工業大学、大分大学、オリンパスの開発チームは、まさに産学官・医工連携プロジェクトの成功事例であり、今回さらに国立がん研究センターと東京大学がチームに加わりました。
腹腔鏡下胆嚢摘出手術における4つのランドマーク:切離ライン決定を効果的に補助※画像はモノクロに加工しています。

今年10月28日にオリンパス株式会社石川事業所で開催されたキックオフミーティングでは、関係者約50人が集い、日本の医療機器産業の新たなイノベーション創出を目指し、数年後の市場展開に向けてプロジェクトがスタートしました。

今回の事業において、徳安教授らは大分大学とオリンパス(株)と連携して、AIシステムの適用術式を現在の胆嚢から胃や腸に広げていき、臨床性能試験を踏まえ、市場に向けたソフトウェアのライブラリ化(Information Rich Real Time Library)を担当します。チームでは他にも自律制御型内視鏡スコープやエネルギーデバイスの開発にも取り組み、2024年度以降の実用化を目指していきます。

 

徳安達士教授

  • 第8代工学研究科長
  • 情報工学部情報システム工学科

 

日本医療研究開発機構(AMED)「先進的医療機器・システム等技術開発プロジェクト」採択プロジェクト名<外科手術のデジタルトランスフォーメーション:情報支援内視鏡外科手術システムの開発>

 

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マイクロプラスチック、大気中にも!?~大気中移動の実態を解明へ~

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直径5ミリ以下の小さなプラスチックの粒子「マイクロプラスチック」。海洋生物が飲み込むことによる海の環境汚染の広がりが国際的な問題になっています。実はこのマイクロプラスチック、海だけでなく大気中にも拡散していて、国境を越えるレベルで広範囲に飛散している可能性があります。福岡工業大学の環境科学研究所ではこの実態を解明するため、「大気中」に存在するマイクロプラスチックを顕微鏡による観察や機器分析によって固定することで確認・定量評価するとともに、大気中をどのように移動しているのか、越境輸送ルートを明らかにするための研究を行っています。

この研究はことし、文科省の科学研究費助成事業や民間からの助成にも採択されています。
科学研究費助成事業:「大気中のマイクロプラスチックの存在と定量評価に関する研究」
公財)アサヒグループ学術振興財団:「大気中を長距離移動するマイクロプラスチックの測定方法と分析方法の確立及びその動態解明」

マイクロプラスチックとは

適正処理されなかったプラスチックが陸上や海の自然の力で粉砕され、直径5ミリ以下の微粒子になったもの。南極から北極まで世界中の海水や深海生物からも検出されていて、広域での海洋汚染が国際課題になっている。生態系に与える影響は未解明の部分が多いが、プラスチック粒子に有害化学物質が吸着されて粒子が有害物質の「運び屋」になっている実態があり、汚染状況の統一的な定量評価方法や生物に与えるリスクの客観的な評価が急務になっている。

福岡市の大気中にも!マイクロプラスチックを確認

研究では大気中のマイクロプラスチックの存在を明らかにして、その定量評価方法を確立します。そしてその長距離越境移動の実態を解明します。今後、九州や北アルプスなどの山岳地帯で大気や雨の中の物質を採取。集めた物質を、これまで環境分野での研究ではあまり用いられることが少なかった、IRイメージング、電子顕微鏡、顕微ラマン分光分析装置などの機器を用いて観察・分析。大気中にあるマイクロプラスチックがアジアの国境を越えて移動するのか、確認します。ことし3月、この分析手法で福工大の屋上で採取した大気や降水中の成分を分析したところ、マイクロプラスチック片が確認できています。

顕微ラマン分光分析装置を用いて分析
屋上で採取した大気中から:
ポリプロピレンの破片
屋上で採取した降水から:
ポリエチレンの破片

いつ、どこから飛来する?読み解くカギは「樹氷」「湖沼堆積物」

これまでに全国各地で採取した「樹氷」
樹氷採取時の空気塊の飛行ルートをモデル計算したもの

福工大環境科学研究所が大気中のマイクロプラスチックの越境輸送実態解明のヒントと考えているのが、研究所がこれまでに全国のおおむね1500m以上の山岳地帯で採取した「雪と樹氷」です。樹氷は雲粒などマイナスの温度に達している過冷却水滴が山岳地帯の木や岩などに衝突する際に凍結したものです。その際に採取地点で過冷却水滴に含まれる物質とともに凍結します。この性質を利用して樹氷を分析し、樹氷が着氷したときの空気塊の飛来ルートをたどれば(後方流跡線解析)、樹氷中に含まれるマイクロプラスチックがどこから、どれくらい飛んできたのかを検討することができ、マイクロプラスチックの長距離輸送経路を明らかにできる可能性があります。

 

さらに、マイクロプラスチックの動態を解明する材料の一つが、山岳湖沼堆積物コアです。流入河川がなく、人為的汚染のない山岳湖沼の堆積物コアにはこれまでに飛来したマイクロプラスチックが長年堆積した状態で保存されています。これらの堆積物を層毎に分析することによってマイクロプラスチックがその地域に飛来し始めたのはいつか?飛来量がどう増減したのか?汚染史を明らかにできます。


全国の湖沼で採取され、福工大に保存される「堆積物コア」

【福岡工業大学 環境科学研究所】

環境科学研究所では越境大気汚染問題 (PM2.5, 水銀、オゾン等)や屋久島の環境 (陸水の酸性化と森林枯損) 、水銀汚染問題などについて、日々研究を行っています。
これらの研究の中で培った分析技術や長年採集してきた試料を基に、マイクロプラスチックの実態を明らかにしていきます。
(左)永淵修客員教授(右)中澤暦博士

 

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【研究NOW! vol.5】DNAから生物追跡~新技術「環境DNA」で生物分布予測~

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社会環境学科 乾研究室では新技術「環境DNA」を用いて気候変動に伴う魚類の生息分布研究を始めます。海や川の中にどんな生物がどれくらいいるのか?実際の状況を反映した正確なデータを測ることは水中を隈なく調べなければ難しい問いです。しかし、「環境DNA」による分析を使えば、1リットルの水を採取するだけで海や川に生息する生物の種類や生息密度について正確かつ効率的な分析が可能になります。温暖化などの環境の変化を受けて、川の生物の生息地や生息量はどのように変わっているのか?これまで現地で対象生物を実際に採ることに基づく推測しかできなかった生物の分布予測が変わります。

環境DNAとは?

ここ10年ほどで研究が進められる新技術。海や川の水に含まれる魚などの生物のフンや、皮膚、分泌物の微細な破片に注目し含まれるDNAを読みときます。生物は種ごとにDNAの配列が少しずつ違うため、水に含まれる破片からその場所にどんな種の魚がいるのか特定することが可能です。また、含まれるDNAの量からどれくらいの生息密度で生物がいるのかも分析できます。およそ1リットルの水を汲むだけでサンプル採取が可能で、生物を実際に採集する従来の方法よりも少ない時間や労力で生息状況を把握できます。これまで実際に網などで生物を採集する方法では困難だった、警戒心が強く観察しにくい生物でも生息の有無が分かり絶滅危惧生物の発見などにつながっています。

 

研究のポイント

フィールドワーク中の乾准教授

新しい技術である「環境DNA」を実際のフィールドに適用する専門家である乾准教授。新技術によって様々な種類の魚類の行動や生態を追跡していきます。

調査する川には水温ロガーも網羅的に設置。これによって、これまで推測でしか考えられてこなかった「地球温暖化によって、実際に魚の分布や資源量はどう変わるのか?」という問いに対して明確なデータを出していく事を目指します。

研究を応用すれば、今後の気温変動によって実際にどういう生物が絶滅危惧種に陥る可能性があるのかなども予測可能になり、生態系保全の枠組みを変える可能性もあります。

 

乾隆帝(いぬいりゅうてい)准教授

  • 社会環境学部社会環境学科
  • (水圏環境生態学)

研究キーワード:
・環境DNA・魚類生態学・地球温暖化

科研費(科学研究助成事業)

研究種目名:気候変動に伴う河川魚類の分布・生物量変動予測
補助事業期間 2019年度~2021年度

 

掲載

 『日経バイオテク』 2019年5/13号 特集「発展する環境DNA(eDNA)領域」に乾准教授らの研究活動等が紹介されました。前任の山口大に環境DNAセンターが設置されています。

 

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