修士課程電気工学専攻田島研究室の2年生が『第12回(2019年度)電気設備学会九州支部賞』において、「全国大会 優秀発表賞」を受賞しました。
これは2019年8月29日(木)本学にて開催された2019年(第37回)電気設備学会 全国大会において発表した研究に対して受賞したもので、テーマは「熱電発電素子と電気二重層キャパシタによる充電システムの検討」です。
「熱電発電素子と電気二重層キャパシタによる充電システムの検討」
近年、身の回りの廃熱の熱エネルギーを利用して電気エネルギーに変換する熱電発電技術が研究されている。そこで熱電発電技術の一つである「スピン・ゼーベック効果」による熱電発電 (スピン熱電発電) に着目した。従来の熱電発電技術に比べ、構造が簡単で発電素子の大面積化に優れており、極薄化による小型化が可能という特徴を持つ。発電素子の上下面に温度差を与えることで発電ができ、実用化できれば、ウエアラブルデバイスや自動車等に幅広く応用することができる。しかし熱電変換効率が今のところ小さく、発電電圧を高めることが重要課題となっている。本研究では、将来的にスピン熱電発電素子の蓄電評価を行うために、まず従来の熱電発電素子のゼーベック係数や、それと電気二重層キャパシタ(蓄電池)との発電-蓄電システムの構築による充電特性について実験した。
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