社会環境学科のゼミナールⅠでは、上杉助教が指導する2年生のゼミ学生が、新宮町環境課ならびに筑前新宮に白砂青松を取り戻す会(白砂青松の会)と協働で、新宮海岸の防風砂林「楯の松原」の遊歩道を観光資源として活用するためのデジタルマップの作製に取り組み、このたび完成したマップのお披露目を兼ねた成果報告会を、2月18日にE棟3階、FDセミナー室で行いました。1年間に亘る上杉ゼミの活動の様子を紹介します。
デジタルマップ作製の背景
新宮海岸沿いにある「楯の松原」は、先人たちが植樹し砂や潮風から住民の生活を守ってきた貴重な町の財産です。この楯の松原はボランティア団体の「筑前新宮に白砂青松を取り戻す会」が保全活動を行ってきました。しかし、白砂青松の会も高齢化等に伴い活動が難しくなってきたことや楯の松原の荒廃も進んできているため、平成30年度から町の新規事業として、ボランティアを中心とした楯の松原の保全を行っています。今回、2005年に白砂青松の会が作製した「楯の松原マップ」を参考に、新たに現状に即した「楯の松原マップ」を作製し、住民への案内用及び保全活動に活用したいと考えております。----新宮町
4月からは実際に新宮町及び白砂青松の会でデジタルマップを活用いただくこととなります。上杉研究室では、ゼミナールⅠの活動終了後もトラブル対応や技術面でのサポート等、実用化に向けて全面的な協力を継続していく予定です。
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