2019年10月25日(金)、2019年度第2回目となる大学院進学説明会を開催しました。今年度は、3年生前期終了時もしくは後期終了時の成績上位1/3の学生に本学大学院推薦受験資格を授与することなり、学部3年生を中心に52名が参加しました。また、年間動員学生数は148名となり、過去最高を記録しました。
今回、学部生の皆さんに大学院進学の意義を考えてもらいたく、企業の第一線で活躍されている大学院OGおよび採用担当者をお招きし、企業者目線から大学院修了者への期待についてお話を伺いました。説明会では、始めに徳安工学研究科長より、自らの大学生時代の経験談を交えながら、大学院で過ごした時間がいかに濃密で人格形成、将来設計の中で貴重な経験であったかをお話し頂きました。特に、大学院は単に研究だけではなく、自転車実業団選手としての活動と両立させることで、人間力を大きく伸ばしたことが語られました。
次に、2017年度に工学研究科修士課程情報システム工学専攻(徳安研究室)を修了され、現在はトヨタテクニカルディベロップメント株式会社シミュレーション事業部モデリング技術開発室のOGから講演を頂きました。ここでは、大学院での実践的な学び、研究、学会発表等を通して得られた貴重な経験と成長が、現在の仕事にどのように生かされているか、具体的な事例を持ってお話し頂きました。さらに、計測制御事業本部事業統括部室長の朝倉広充様からは、刻々と変化する社会の中で、企業者目線での今後必要な人材像などをお話し頂きました。特に、この数年で、仕事形態が多様化し、さらに高速化していることで、「自ら考えて行動できる人材」への関心が強まり、結果として大学院生の採用人数が増えていることが述べられました。
最後の座談会では、計測制御事業本部事業統括部課長の岡田数晃様と現役院生3名も加わり、学生からの様々な質問に対応頂きました。終了時刻が、当初予定していた時刻より30分程延長となる程、参加学生の大学院進学に対する関心の高さが窺えました。真剣なまなざしで耳を傾ける学生の姿は印象的で、参加した学生からは、「進学意欲が高まった」など、先輩の活躍を目にして大いに刺激となったようです。大学院では、次年度も4月と10月の開催を予定しております。また、この後期には国内トップ企業の技術者講話を開催すべく準備を進めています。
1.研究科長より大学院進学の意義について
2.大学院での成長と企業での仕事-トヨタテクニカルディベロップメント株式会社シミュレーション事業部モデリング技術開発室(2017年度情報システム工学専攻修了生)
3.採用担当者からの大学院修了生への期待 -トヨタテクニカルディベロップメント株式会社計測制御事業本部事業統括部総括室室長 朝倉広充様計測制御事業本部事業総括部総括室担当課長 岡田数晃様
4.大学院事務室から説明
5.座談会(現役大学院生,企業人OB,採用担当者)
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