情報通信工学専攻1年の学生が国家資格である「電気通信主任技術者」(伝送交換主任技術者)の資格試験に合格しました。「電気通信主任技術者」は、電気通信ネットワークの工事、維持及び運用を監督する国家資格で、有線および無線を含めた電気通信系分野の最上位資格の一つとなります。
電気通信事業者は、その事業用電気通信設備を、総務省令で定める技術基準に適合するよう、自主的に維持するために、電気通信主任技術者を選任し、電気通信設備の工事、維持及び運用の監督にあたらなければなりません。電気通信主任技術者の選任は、原則として、事業用電気通信設備を直接に管理する事業場ごととなります。
最も関連性が高い資格である「工事担任者」が、ネットワークの末端(電話端末)における工事のスペシャリストであるのに対し、「電気通信主任技術者」は有線および無線を含めた電気通信事業者側のネットワーク設備全体を統括するのが特徴です。
学生コメント
学部2年次に「第1級陸上無線技術士」、4年次に「工事担任者」(AI・DD総合種)を取得しており、今回第1級陸上無線技術士の有資格による2科目免除を生かしてこの資格を取得しました。(4科目中2科目免除となります。)学部3年次にチャレンジしましたが合格ならず、今回はその時に受講した対策講座の教材を復習したり、情報通信工学科事務室の参考書で学習したり、過去問をたくさん解き3カ月ほど集中して勉強しました。研究(「無線電力伝送に向けた整流回路の試作」)との両立が大変でしたが、朝から夜まで研究室に入り浸り、無事合格することが出来ました。
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