2024年３月13日（水）経済産業省九州経済産業局地域経済部情報政策課より田口賀徳様をお招きし、『新生・シリコンアイランド九州を 巡る最新の動向と半導体人材育成の取り組みについて』と題した半導体人材育成セミナーを実施しました。現在最も注目を集めている半導体産業と、そこで求められる人材の育成について、新生・シリコンアイランド九州の現状、半導体をめぐる最新動向を解説いただいたこのセミナーには、本学の教職員、学生70名が参加しました。
デジタル社会において全ての産業・製品の性能向上に欠かせない半導体は世界の戦略物資となっており、今後も成長が期待できる産業です。産業用先端半導体の生産・製造の世界拠点として、多くの企業が集中する「新生・シリコンアイランド九州」は世界中から注目されています。しかしながら、半導体産業界では人材不足が問題となっており、半導体人材の育成と確保が急務であることから、産学官連携による半導体人材の育成・確保や、サプライチェーンの強靭化を目的として「九州半導体人材育成等コンソーシアム」が2022年3月に組成されました。本学も構成機関として参加しているこの組織の活動が紹介されました。
田口様からは、調査の結果から人材育成の課題として、半導体実習のための施設が少ないことや、電気電子、機械、材料、科学など幅広い半導体工学の教育体験が必要であるとのご説明がありました。また、半導体人材には電気・電子、情報、機械、化学、材料、財務、経営などのスキルを持っていることが求められているとも述べられました。
講演の最後には、九州の各大学における取組みの紹介があり、本学と台湾明新科技大学との連携に関する覚書の締結についての紹介がある中で、本学の教育・研究活動における半導体人材育成に大きな期待をいただいているとのお話しがありました。本学の教育研究の役割を明確にする良い機会となりました。
多忙な中、半導体産業における最新情報のご講演を頂き、多くの学びを得る機会を与えていただきました田口様へ、心より感謝いたします。
講演の最後には、九州の各大学における取組みの紹介があり、本学と台湾明新科技大学との連携に関する覚書の締結についての紹介がある中で、本学の教育・研究活動における半導体人材育成に大きな期待をいただいているとのお話しがありました。本学の教育研究の役割を明確にする良い機会となりました。
多忙な中、半導体産業における最新情報のご講演を頂き、多くの学びを得る機会を与えていただきました田口様へ、心より感謝いたします。
九州半導体人材育成等コンソーシアム
半導体人材の育成・確保やサプライチェーンの強靭化を目的に、国や自治体、産業界、教育界等で2022年3月に45機関で組成。（2024年2月末時点で104機関）台湾明新科技大学との連携覚書の締結
半導体人材育成のトップランナー「台湾明新科技大学」と2023年12月に連携に関する覚書を締結。学生や教職員・研究者等の相互交流、両校の研究者の共同研究への参加や、学生の交換留学プログラムの整備を進める。2024年3月に第一歩として本学より6名を明新科技大へ派遣予定。