本学今村正明名誉教授が日本工学教育協会 第26回(2021年度)工学教育賞を受賞しました。これは、今村教授の長年にわたる工学教育の国際化の取り組みに対し、功績が顕著であると高く評価されたものです。
国際連携による工学教育国際化への取組み
今村 正明名誉教授(2016年より本学名誉教授)は、本学において25年以上にわたり教育と研究のための大学国際交流事業に携わってきました。本学は福岡県が姉妹提携する海外地域の大学と交流協定を結び、1990年以降大学の国際交流事業に力を入れており、当時 今村教授は学生、教職員とともに参加した海外協定校との交際交流事業から実地に得た交際交流の知識、経験また問題点を広く工学の教育・研究者に知ってもらうために、工学教育(Journal of JSEE)、電気学会論文誌等に実施結果の報告を積極的に行ってきました。
また南京理工大との教育連携の推進、米国オレゴン州立大学工学部およびスタンフォード大学設計工学センターとの教育連携などに尽力し、また文部科学省GP「大学間連携共同教育推進事業:未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成」(2012年~2016年)への参加では、大学院研究科長として5大学連携教育GPの実施にも尽力しました。以上のように長期間にわたる国際交流への熱心な取り組み、またその国際連携の事業が現在に至るまで引き継がれていることが高く評価され、今回の工学教育賞の受賞となりました。