10月27日(水)C棟地下ホールにて、「インターンシップⅠ・Ⅱ」成果報告会を開催しました。課題解決型インターンシップの学生11名が、受入先担当者、仕事理解型インターンシップの学生、メンター教職員 総勢100名を超える前で、プロジェクトごとに活動についての報告を行いました。
課題解決型インターンシップでは科目担当のFD推進機構特任教員 宮本知加子先生の指導のもと、企業が実際に抱える課題に取り組み、課題を解決するためのプロセスを実践することで、実社会でも応用可能な汎用的能力を養うことを目的として、1ヶ月間のインターンシップを行いました。今年はコロナ禍での厳しい状況の中、対面と在宅勤務での実習を組み合わせて実施しました。報告会では、受入先の方々にもお越しいただき、プロジェクトごとに課題解決に対しての取り組みや成果、インターンシップでの学びや今後の大学生活でどう活かしていくかなどを発表しました。 各発表後は受入先ご担当者から温かいコメントをいただきました。最後に科目担当の教養力育成センター 白坂正太先生より、それぞれの発表に対して講評をいただきました。聴講した仕事理解型インターンシップの学生達も真剣に聞き入っていました。
プロジェクト受入先 | プロジェクトテーマ | |
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① | 古賀市役所 まちづくり推進課 | 「伝わる」「使える」「つながる」情報発信をめざして ~外国籍市民等向けの有効な情報発信を研究する~ |
② | 一般社団法人 新宮町おもてなし協会 | 安心安全のための立花山登山の整備拡充と情報発信 |
③ | 株式会社 スミリオン |
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④ | 篠栗町役場 総務課 | 自治会加入率向上のための施策について |
⑤ | 篠栗町役場 こども育成課 | 児童館および放課後児童クラブにおけるコロナ対策および支援員シフト作成についての検討 |
今年度は,緊急事態宣言中の実習となり,予定の変更を余儀なくされ,学生は不安になることも多かったことと思います。ただ,今置かれている状況で最善を尽くすためにはどのようにしたらよいのか,まさに社会の「リアル」に触れたのではないでしょうか。インターンシップでは,実際に企業が抱える課題に触れることができるからこそ,「リアル」に社会の一員としての視点をもつことができます。その成果は,見方・考え方に留まらず,姿勢や佇まいにも現れていたと思います。今回の学びを糧として,今後の大学生活に活かしてくれることを期待しています。
担当:宮本知加子