永江 翔太さん:システムマネジメント学科4年(八女工業高出身)
永江さんからのメッセージ
誰よりも「教師になりたい」という強い気持ちを持ち、チャレンジし続けました
中学・高校の数学と高校の情報の教員免許が取れることを知り福岡工業大学へ入学しました。大学では通常の授業に加えて教職課程の授業を取りました。
また、実践力を高めるために学習塾で講師としてアルバイトをしました。
大学の勉強と塾の予習で大変でしたが、この4年間のアルバイトで多くの生徒と出会い、関わることで自分を大きく成長させることができました。
教員採用試験を意識し始めたのは2年生の後期からでした。1冊の教材を買い勉強を始めたのですが、範囲が広く内容が難しいため途中で勉強が進まなくなりました。
そんな中、3年生になり特別支援学校へ実習に行って、教育の現場を実際に見て「先生ってすごい!こんな人がいるのか!」と感動し刺激を受け本格的に教員採用の勉強を再開しました。
まずやったのは過去問の研究でした。福岡県の教員採用の過去問5年分を研究し多く出題されている分野・内容の統計を取りました。
ただ漠然と覚えるのではなく、ポイントを絞って効率のいい勉強ができるようになりました。
また、暗記が苦手だった私は参考書や学習指導要領を見ながらA4サイズのノートに自分専用の問題集を作りました。
大学の授業と塾でのアルバイト以外の時間を使って勉強することは大変でしたが、「自分は教師になりたい」という気持ちを強く持ち、試験までのモチベーションを高めていきました。
4年生の6月に3週間の教育実習へ行き自分の勉強と実習の準備で眠れない日々が続きました。
その中でも、生徒たちと触れ合うことで「やっぱり自分は子供が好きで、教師になりたい。」という気持ちを再確認することができました。
7月に教員採用試験の一次試験を受けました。専門教科と教職教養の筆記試験、集団討論があり正直とても難しかったですが何とか突破することができました。
二次試験では面接と模擬授業と小論文があり、どれもしっかりとした自分の考えを持っているかどうかが問われることを知り、「どうして中学校の数学の教員になりたいのか?」「教育で1番重要なことは何か?」「教師になったらどんなクラスにしたいか?」や時事問題など幅広いテーマに対する”自分の考え”を整理しました。
教員採用試験の二次試験に現役で合格した今、振り返って思うことは、どんなにきつくてもそれを乗り越えるための強い気持ちを持ち、チャレンジしたことが良かったということです。
誰よりも「教師になりたい」という気持ちは強かったし、「他人にできることが自分にできないはずがない!」という前向きな姿勢を忘れずに努力し続けたことで道は開けたと思います。
来年から中学校の教諭として働くためのスタートラインに立ったばかりなので、平成25年4月に勤務校で教壇に立つまでに、しっかりと自分を高めていきたいと思います。