工学研究科 博士後期課程 知能情報システム工学専攻3年中武 義将さん(附属城東高校出身)が、平成24年度電磁界理論研究会で「学生優秀発表賞」を受賞しました。
中武さんが今回受賞した学生優秀発表賞は、電子情報通信学会電磁界理論研究会に投稿し優秀な講演を行った学生に対して、電子情報通信学会電磁界理論研究専門委員会から授与されるものです。
中武さんの受賞は、平成24年11月に熊本県阿蘇市で開催された第41回電磁界理論シンポジウムの中で発表された論文に対するもので、平成24年度はほかに3名の学生が全国で選ばれました。担当の渡辺仰基教授は、中武さんの日頃からの熱心な研究姿勢が受賞につながったと称えました。
【受賞論文演題】
スペクトル領域法を用いた2次元ピラー型フォトニック結晶導波路のFloquetモード解析
【概 要】
本論文では、円柱により構成された、2次元ピラー型フォトニック結晶導波路のFloquetモード解析について、
スペクトル領域法を使用した解析手法を提案した。提案手法では、波数空間において離散化を行うために擬周期Fourier変換を使用しており、
周期境界条件を使用せずにFloquetモードの導出を行うことができる。また本手法では、導波モードだけではなくエバネッセントモードも求めることができる。
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