工学部電気工学科「エンジニアリングデザインⅡ」では、手作りモータによる一人乗り電気自動車の設計製作に取り組むことにより、エンジニアリングデザイン能力の習得を目指します。この講義の最後には、製作したカートで競技会に出場し、性能の評価を行っています。
今年度は2月15日(金)大分県のSPA直入にて行われたCQEVミニカート・レース九州大会に、学生15名5チームが出場しました。昨年度に続き出場し、本学の1つのチームが全13チームの中で準優勝の成績を収めました。
この大会は同一仕様のモータ(ただしモータ・コイルの巻方/回転子形状は自由に設定可能)、同一車両、同一電池で、モータ設計技術、モータ制御技術、車両整備技術の違いにより走行距離を競う30分耐久EVレース(1周1430ⅿ)です。
準優勝のチームは、10月に行われたCQEVミニカート・レース筑波大会出場の際、あと一歩のところで基盤が破損して失敗に終わった経験を活かし、このレースに向けて改良を重ね、モータの性能を高めてきました。モータのチューニングによりスピードとパワーのバランスをとる事や、レース序盤はスピードを出さずにバッテリーを温存し、中盤以降追い上げて完走するなど、様々な工夫を凝らし、見事準優勝という良い結果を残しました。