大学院を修了するには、所定の単位を修得し学位論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。文部科学省は課程制大学院では厳格な成績評価と適切な研究指導により標準修業年限内に円滑に学位を授与することのできる体制整備を求めています。そのため、本学では修士課程、博士後期課程ともに、中間発表会で学生が自身の研究の進捗状況を発表することを修了要件に義務付けております。
今年度は9月24日(月)に博士後期課程2年次生4名を対象とした中間発表会を開催いたしました(一人20分の発表、10分の質疑応答)。発表会には指導教員をはじめ、異なる分野の教員も参加し、多角的な観点からの幅広い意見やアドバイスが行われました。時には厳しい指摘もありますが、精度の高い学位論文を仕上げるためには必要不可欠なものです。現時点では完成までの道のりは長いですが、より研究活動に集中し、1年後には博士の学位論文の審査申請に取り掛かることも十分可能です。
学位取得後は、大学の教員や企業の研究員など、研究者として目指す進路はさまざまですが、まずは学位論文審査に着手出来るように全力で取り組むことが求められます。
本学の博士後期課程の受入及び学位取得状況は以下の通りです。
- これまで受け入れた博士後期課程学生数100名(2023年10月時点)(うち在学中10名)
- 学位取得者70名・学位取得率78%(参考:論文博士 4名)
- 学位取得後の進路
進路 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
大学・高専教員 | 29 | 41% |
研究所研究員 | 2 | 3% |
非常勤講師 | 6 | 9% |
民間企業 | 14 | 20% |
会社経営 | 4 | 6% |
PD・特任・研究員 | 12 | 17% |
その他教育関係 | 2 | 3% |
他 | 1 | 1% |
合計 | 70 |