本学は、グローバルな視野に立ち世界で活躍できる人材・技術者を育成することを目指しています。その教育の一環として工学部では、協定校等の海外の学生と一緒に具体的な課題を主体的に解決するグローバルPBL(課題解決型学習)を2017年度から展開しており、プログラムの修了者は共通科目「国際工学実習」の2単位が認定されます。今年度はカナダ・台湾・タイ・マレーシアで実施される4プログラムを用意し、そのうちの一つとして電子情報工学科の学生達が本学協定校である台湾・宜蘭大学において、グローバルPBLに参加しました。
2023年8月1日(火)~12日(土)の期間に、本学の海外協定校の一つである台湾・宜蘭大学(NIU)において、工学部グローバルPBL(Project Based Learning)の一つが実施されました。これまで3年間、世界的なコロナウィルスの流行により海外渡航ができませんでしたが、今年は他のプログラム同様、本学の学生と教員が台湾に渡航してのグローバルPBLの対面開催が実現しました。本プログラムには、工学部電子情報工学科及び工学研究科電子情報工学専攻学生9名が参加し、NIUの台湾人学生13名と共に、「Development of unique application system by using RaspberryPi and other devices(RaspberryPi等のデバイスを利用したユニークなアプリケーションの開発)」に取り組みました。また、台湾滞在期間中、両大学の学生は文字通り寝食を共にし、課題解決のみならず、観光や文化的なイベント参加等を通じて、互いの歴史や文化に触れて、友情を育みました。
プログラムの実施において、本学学生およびNIU学生は、1グループ3~4名で構成される7つの混成チームに分かれ、毎日朝9時から夕方5時まで英語での議論を行いながら、RaspberryPiという超小型コンピュータと各種センサー、表示デバイス等を使って、ユニークでオリジナル・アプリケーションの開発に取り組みました。また休日には、両大学の学生は、亀山島、蘭陽博物館、夜市及び九份等の観光名所を堪能しました。本プログラムに参加した学生が、グローバル・マインドが育み、今後大きく成長することを期待しています。