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金属鍛造、宇宙実験の2つの分野で学生が「隅科学技術・文化振興会奨学金助成」に採用

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知能機械工学専攻 修士課程1年 廣田研究室の学生と、生命環境化学専攻 修士課程1年 三田研究室の学生が、隈科学技術・文化振興会の奨学金助成に採用されました。これは科学技術の知見を深め、学術研究の振興に寄与することを目的とし、大学院において科学技術に関する分野を専攻、研究する優れた学生に助成されるものです。大学院では、各財団の奨学金助成の獲得を推奨しており、より学業、研究に集中できる環境づくりを進めています。
テーマ:「多軸揺動加圧による部分減肉加工」
概要 :私の研究室では多軸揺動加圧という加工法を提案して、鍛造荷重を低減する研究をしています。鍛造とは金型の間で金属素材を圧縮して形状を与える加工法で、自動車部品等の大量生産に広く用いられています。しかし、部品の材質や形状によっては加工荷重が高くなり、プレス機械や金型への負荷が大きくなるという課題があります。
多軸揺動加圧とは複数のアクチュエータを用いて、鍛造加工に人が物をこねるようなフレキシブルな揺動動作を与える工法で、揺動の条件を最適に選べば通常よりも少ない力で金属を変形させることができます。
現在は部分減肉加工という部品の一部のみを潰す加工に対して、この加工法を適用した際の影響について研究を行っています。
テーマ:「宇宙実験におけるジペプチド生成検出法の開発」
概要 :私の研究室では、地球上の生命の誕生の謎を探るための研究が進められています。その中でも、宇宙環境でアミノ酸が存在することが明らかになっていることから、私は最初に生命は宇宙で誕生し、それらが隕石などにより地球に飛来し、地球に生命が持ち込まれたという説に基づいて研究を行っています。生命の誕生までにはアミノ酸が縮合していくことが必要なため、アミノ酸からジペプチドが生成するのかの検証を、月周回軌道上の宇宙ステーションで計画しています。この実験を行うためには、生成するジペプチドの簡便なその場検出法が必要となるため、私はこのための検出法の開発を目指して研究を進めています。

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福岡工業大学 広報課
TEL:092-606-0607(直通)
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