グラウンド人工芝化・図書室改装・中庭広場改修工事が完了
当整備計画は、①新校舎建設、②新体育館建設、③校舎・体育館連絡歩道橋架設、④学園アプローチ改修、⑤前庭・中庭改修、⑥グラウンド人工芝化、並びに⑦既存校舎の機能性・快適性向上の改装からなります。これまで、①~④を第1期工事として昨年8月に完工しました。このたび、第2期工事である、⑤前庭・中庭改修、⑥グラウンド改修及び⑦既存校舎改装(図書室)を行いました。
人工芝(商品名 MS Craft AG)の施工技術は、環境性能の高さから、環境省環境技術実証(Environmental Technology Verification)の対象になっています。施工会社:株式会社ミズノ、株式会社九電工、福岡土木株式会社、東洋緑地建設株式会社、株式会社九電工ホーム
図書室は、採光窓の拡大による自然光の活用、ブラウン基調のシックな空間に、整然と書棚・什器が配置され、静穏な学習環境となっています(写真1)。中庭広場は、シンボリックな欅の大樹を中心として周辺にベンチを配置し、生徒の休息・寛ぎの空間となっています(写真2)。グラウンドは、全面に人工芝を敷設し、ラグビー・サッカーコート(公式規則適合)と400mトラック(6レーンの公式距離、100mの直線レーン、走り幅跳び場を設定)を配置しています(写真3,4)。特に、人工芝は、競技面での機能性向上はもとより、自然環境問題(海洋へのプラスチックごみ流出等)に対応した仕様(人工芝材質の高耐久、樹脂ゴミ・充填剤の飛散・流出抑制)となっています。
なお、人工芝化により、従前の問題(雨天時の土砂の流出、強風時の砂塵の飛散、樹木枯れ枝・枯れ葉の散乱等)が解消され、周辺住民各位の好評を得ています。
施工会社各位には記録的な酷暑の中、工期どおりに完工いただきました。ここにあらためて、深甚の謝意を表します。