2022年3月9日(水)にオンラインにて開催された「一般社団法人 日本機械学会 九州支部第75回総会・講演会」において、修士課程 知能機械工学専攻2年 江頭研究室の学生の発表論文が、「日本機械学会 若手優秀講演フェロー賞」を受賞しました。この賞は日本機械学会が若手の専門家育成を支援し、科学技術創造立国のための人材育成に貢献することを目的とし、講演会において優れた講演を行った学生員等を顕彰するものです。
講演のタイトルは「テーパ円管内の定常流れにおける単一球形気泡の並進・膨張・収縮に関する気泡力学解析」で、テーパ状円管内の単一球形蒸気泡の並進・膨張・収縮を気泡力学に基づいて解析し、それを直円管の解析結果と比較したものです。
講演のタイトルは「テーパ円管内の定常流れにおける単一球形気泡の並進・膨張・収縮に関する気泡力学解析」で、テーパ状円管内の単一球形蒸気泡の並進・膨張・収縮を気泡力学に基づいて解析し、それを直円管の解析結果と比較したものです。
「テーパ円管内の定常流れにおける単一球形気泡の並進・膨張・収縮に関する気泡力学解析」
陣内楓、知能機械工学専攻江頭竜教授
都城工業高等専門学校藤川俊秀
流体物理学研究所藤川重雄
テーパ円管内の管軸上を水蒸気のみを含む単一球形気泡が非平衡蒸発を伴いながら膨張、並進運動する場合の解析を気泡力学に基づいて行い、その解析結果を直円管内の解析結果と比較した。解析では、管内流れを定常な準一次元流れとし、気泡をラグランジュ的に追跡した。解析の結果、直円管の場合もテーパ円管の場合も、ある時刻で突然気泡の膨張速度が大きくなり、その後ほぼ一定速度で膨張を続けること、また、突然膨張速度が大きくなる時刻はテーパ円管の場合の方が直円管の場合よりも早くなることがわかった。