教育業績賞とは、本学のモットーである「一人ひとりに丁寧な教育」を維持発展させるために、情報工学部の各学科において、教育改善に顕著に貢献した教員を教育業績評価優秀者として表彰するものです。
12月15日、情報工学部教授会において、令和3年度の情報工学部教育業績賞の受賞者の発表が行われ情報工学部長の前田洋教授より表彰状が手渡されました。情報工学部の各学科の受賞者は以下の3名の方々です。
徐海燕教授は、「データ構造とアルゴリズム」及び「データベース」などのデータサイエンスの中核をなす科目を長らく担当され、熱意をもって学生を指導されてきました。クラスサポーターを活用したアクティブラーニングの推進やMoodleを利用した自己学修の推進など、他の教員の参考となる取り組みを積極的に行ってこられ、これらの取組は学生からも好意的に受け止められていることが授業アンケートなどからも伺えます。
徐研究室の卒業研究から生まれたSugooleは本学就職課において10年以上にわたり就職活動の手助けになっていたり、情報工学科の「就職力向上講演会」に徐研究室の卒業生を講師として招いてい頂いたりと、情報工学科の学部教育へ数多くの貢献をなされてきました。
徐研究室の卒業研究から生まれたSugooleは本学就職課において10年以上にわたり就職活動の手助けになっていたり、情報工学科の「就職力向上講演会」に徐研究室の卒業生を講師として招いてい頂いたりと、情報工学科の学部教育へ数多くの貢献をなされてきました。
木室義彦教授は、長年にわたり「技術基礎数学」、「論理回路」、「知能ロボット工学」、「デジタル制御」及び「情報システム工学実験Ⅱ」などの科目を担当されており、本学科のロボット制御分野の教育の中核として高い評価を得ておられます。プログラミング教育のためのロボット教材のご研究では、開発されたロボット教材を用いて、視覚に障がいがある子供たちや地域の子供たちを対象とするプログラミング教室の開催や、本学での教員免許状更新講習の実施など、研究室の学生と共に多方面にわたりプログラミング教育とロボット教育に貢献しておられます。この取り組みに関しては、特に2021年度の情報処理学会情報教育シンポジウム(SSS2021)において最優秀論文賞を受賞されています。また、学生が自分の知識を伝えることを学ぶとして、日刊工業新聞(2021/8/24)でもその活動が紹介されています。
藤岡 寛之教授は昨年来、発生したコロナ禍に教務部長として極めて精力的に対応され、激変する社会環境において学生の学びへの悪影響が最小限になるようにと努力されてきました。この結果 オンライン授業の方法や方針などが速やかに決定され、学生にとって不利益の少ない授業運営の指針が確立されました。