本学システムマネジメント学科では、大学1年生を対象に統計学の基礎を学修する「確率統計Ⅰ」を必修科目としています。令和3年11月16日(火)、実社会の中で統計学がどのように利用され問題解決に役立てているかについて学んでもらうことを目的に、福岡県警察本部交通企画課課長補佐の妹尾警部をお招きし、「警察の交通事故統計」と題し特別講義を行っていただきました。本取組みは、2017年から今回で4回目。参加した67名の学生に向けて、今年も実際に起きた交通事故をテーマに分析手法や分析事例を紹介いただきました。
妹尾警部の講義では分析手法として、発生した交通事故を地図上に分布し、さらにその他の関連情報も併せて表示することで多角的な分析が可能となるGIS分析や、情報の掘り下げやトレンドを把握するため、事故データの項目を自由に組み合わせることで一歩踏み込んだ分析が可能になる多次元分析の説明がありました。分析事例の紹介では、本学が位置する和白地区の交通事故の分析と、それを軽減するために実際に信号機を設置した事例など、学生にとって身近な事例でとてもイメージしやすい内容を説明いただきました。また、交通事故の対象を大学生に絞り、どのような状況で事故が発生しているかのデータとともに、事故を起こさない為のアドバイスをいただきました。
質疑応答では、今回紹介いただいたデータの抽出や分析にはどのくらいの時間がかかるのかという学生の問いに、1つのグラフを示し、データ抽出・グラフ作成に合わせて15分程度との回答があり、想定していたより短い時間であることに質問した学生は驚いた様子でした。
講義の最後に妹尾警部から学生へ、「統計学ができる人は実社会で重宝されることが多い。統計学をしっかり勉強し、社会に出て問題解決に役立ててほしい。」と熱いメッセージが届けられました。
質疑応答では、今回紹介いただいたデータの抽出や分析にはどのくらいの時間がかかるのかという学生の問いに、1つのグラフを示し、データ抽出・グラフ作成に合わせて15分程度との回答があり、想定していたより短い時間であることに質問した学生は驚いた様子でした。
講義の最後に妹尾警部から学生へ、「統計学ができる人は実社会で重宝されることが多い。統計学をしっかり勉強し、社会に出て問題解決に役立ててほしい。」と熱いメッセージが届けられました。