10月16日(土)福岡工業大学、九州産業大学、福岡女子大学の東部地域大学連携 「福岡市東区認知症に優しいまちづくり事業」の一環として認知症に関する講座が行われました。
認知症は誰にでも起こりうる脳の病気によるものです。高齢化社会となった現代では、家庭や社会の中で高齢者の方と関わる場面も多くありますが、福岡市では認知症の人の意思を尊重し、できる限り住み慣れた地域の良い環境で、自分らしく暮らし続けることができるまちづくりをすすめています。そこで認知症を正しく理解し、認知症の人と家族を温かく見守る「認知症サポーター養成講座」(東区地域保健福祉課)と、認知症の人とのコミュニケーションに有効なケア技法を学ぶ「ユマニチュード講座」(保健福祉局 認知症支援課)が、東区ライフサポートワーカーの吉住氏、中村氏により開催されました。本学からは学生7名と職員7名が参加しました。
講座では、受講者がペアになって会話をするワークを行ったり、実際に認知症の介護を続けている家族が技法を学んで変化していくビデオを視聴したりしました。参加者は様々な気づきを得、最後に講座を終えた記念にいただいた元気がでるオレンジ色のマスクを付け、記念写真を撮り終了しました。
参加者のコメントより
- 話が通じないとつい怒ってしまう高齢の家族とのコミュニケーションに役立てたい。
- あなたのことを大切に思っているということを伝えるという認知症の人に対してのコミュニケーションの大切なことは、一般のコミュニケーションにも通ずるものがあり参考になった。
- 日常でも人間関係を築く上でも大切なことばかりで自分自身を振り返る良い機会となった。
- 認知症の方が住みやすい街は、一般の人にも住みやすい街に違いないです。こういう活動は大切なことだと思います。