第10回サイエンス・インカレ「東京エレクトロン賞」受賞
サイエンス・インカレは、自然科学分野を学ぶ全国の学生が自主研究の成果を発表し競い合う大会で、学生の能力・研究意欲を高め、創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的に開催されています。1月25日(月)オンラインで審査会が行われ、2月28日(日)の発表会にて「東京エレクトロン賞」を受賞しました。「東京エレクトロン賞」は、サイエンス・インカレコンソーシアム会員企業による企業賞の1つで、東京エレクトロン株式会社の独自審査によって授与される賞です。(東京エレクトロンHP)
分 野:数学・情報系
研究課題:全⼈⼯膝関節置換術における膝蓋⼤腿関節と脛⾻⼤腿関節のリアルタイム荷重バランス計測システムの開発
整形外科で行われている全人工膝関節置換術中において、内外顆荷重バランスは術者の経験で行われています。そこで、昨年度は内外顆荷重バランスを測定できるシステムを開発し、臨床応用を検討しました。今年度はそれを発展させると同時に、膝蓋骨コンポーネントにかかる荷重と荷重方向を定量化できるシステムも開発しました。
第15回技術教育創造の世界発明・工夫コンテスト「特別賞」受賞
この発明・工夫コンテストは、主に教員養成系大学に在籍する学生、院生、および卒業・修了して2年以内の社会人が、個人またはグループで製作した作品を表彰するものです。FITポケットラボでは、第9回で「奨励賞」、第10回と第12回で「特別賞」を受賞しており,今回が4度目の受賞となります。城東高校との高大連携で作製した成果物は、本学3箇所(B棟1階,C棟1階,モノづくりセンター入り口)とJR福工大駅内に設置されています。
分 野:その他の部門
研究課題:グローバル人材育成と工学教育を関連させた授業デザインの提案~ Automatic Alcohol Dispenserの開発~
文部科学省および経済産業省は、様々な国際舞台で活躍できる人材である、グローバル人材の育成に取組むことを挙げています。そこで、次期学習指導要領で求められているグローバル人材の育成や情報教育に寄与できる授業デザインの構築を行うことを目的としました。世界的に問題となっているCOVID-19の感染対策のために、需要が高まっている Automatic Alcohol Dispenserを教育教材として開発しました。
『FITポケットラボ』は、研究室へ配属前の学生が、先輩学生の指導を仰ぎながら自主的に研究活動に打ち込むことのできる、情報工学部(4学科)の取組みです。毎年4月に募集をしていますので、自主研究をしたい学生の参加を待っています。
【2021年度各学科指導教員】
前田洋教授(情報工学部長)/ 福本誠教授(情報工学科)/ 松尾慶太教授(情報通信工学科)/下戸健准教授(情報システム工学科)/丸山勲准教授(情報システム工学科)/田嶋拓也教授(システムマネジメント学科)