修士課程生命環境化学専攻1年 宮元研究室の学生が2021年2月5日(金)オンラインにて開催された『2020年度 物理化学インターカレッジセミナー兼日本油化学会界面科学部会 九州地区講演会』において、「優秀口頭発表賞」を受賞しました。テーマは「分解性ゲルを利用したシリル化名のシートの合成」です。
「分解性ゲルを利用したシリル化名のシートの合成」
無機層状結晶の剥離で得られる無機ナノシートは高分子のフィラー剤等として広く応用されている。ナノシートは、表面をシリル化剤で有機修飾することでさらなる機能化が可能である。しかし、ナノシートはシリル化反応で用いる有機溶媒に良好に分散せず、直接のシリル化は困難である。
そこで従来は、層状結晶層間でシリル化反応を行った後に剥離処理をしていたが、修飾量制御や均一な修飾が困難で、またナノシートの剥離度が低いなどの問題がある。そこで本研究では、単層剥離ナノシートを高分子ゲル中に固定して凝集を抑制し、シリル化する新たな手法を確立した。
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