グローバル化が加速する知識基盤社会の要請を受け、本学では長年に亘るキングモンクット工科大学ラカバン校(KMITL)とのグローバルパートナーシップに基づき、学生の創造性とイノベーションの育成に寄与するグローバルマインドセットの醸成を目指した新たな協働学習プログラムとしてVirtual Exchange Programを始動しました。
初年度の今年は2020年11月10日(火)から11月24日(火)までの15日間に亘り、KMITLの日本語学科の学生8名と本学学生の8名が共に連携の下、SDGs(持続可能な開発目標)に関連する課題をテーマとして両国の類似点や相違点についてバーチャル上でディスカッションし、各テーマに基づくポストコロナの在り方を考察しました。また、特別レクチャーではKMITL日本語学科長のLarpsrisawad教授による「タイと日本の生活全般における比較」、さらに本学の藤岡教授による「DXと2025年の崖~On DX and Its Digital Cliff 2025」と題し、両国の未来展望を描いて学びを深めました。
参加者の学生からは、「ネットでは得られない生の声をディスカッションで知れた」、「全く違う環境で育った人と話すことは刺激的で自分の視野を広げることができた」などの感想が挙がり、異文化理解を深め、グローバルマインドを醸成するためにはお互いのことを知り、実体験から多様性を受け入れるマインドを持つ重要性を学ぶ機会となりました。
本プログラムは日本語でのディスカッションを基本の使用言語とし、英語力に不安がある学生も気軽に参加が可能なプログラムでしたが、同世代の語学が流暢なタイ人学生との友好関係を築く中で、本学学生は英語学習への学習意欲を高める機会にもなりました。今後は両大学の海外プログラムで現地を実際に訪れて学びを深めるハイブリッド型留学へと繋げることを目指し、そのための動機づけの学びとなったことを祈念します。
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