2019年12月4日~7日に韓国の済州島で行われた ISIS 2019 & ICBAKE 2019(The 20th International Symposium on Advanced Intelligent Systems and 2019 International Conference on Biometrics and Kansei Engineering) において情報工学専攻福本研究室の2年生が「Best Paper Award」を受賞しました。
受賞した研究のタイトルは“A Music Recommendation based on Melody Creation by Interactive Genetic Algorithm with User’s Intervention” です。
“A Music Recommendation based on Melody Creation by Interactive Genetic Algorithm with User’s Intervention”
近年、インターネットの発達により、人々は大規模な楽曲データベースにアクセスできるようになりました。しかし、大量の楽曲の中から自分の好みにあった楽曲を見つけることは容易ではないため、これまで多くの楽曲推薦に関する研究が行われてきました。
近年、インターネットの発達により、人々は大規模な楽曲データベースにアクセスできるようになりました。しかし、大量の楽曲の中から自分の好みにあった楽曲を見つけることは容易ではないため、これまで多くの楽曲推薦に関する研究が行われてきました。
また、対話型進化計算(Interactive Evolutionary Computation: IEC)と楽曲推薦を組み合わせた研究例は、私の調べた限りでは存在しませんでした。本研究では、IECの一種である対話型遺伝的アルゴリズム(Interactive Genetic Algorithm: IGA)を用いて各ユーザの好みに合ったメロディの生成を行った後、コンテンツベースフィルタリングを用いて、生成されたメロディの類似部分を含む楽曲を推薦する手法を提案しました。IGAによって生成されたメロディは、ユーザの好みや感性に合う可能性が高いため、そのメロディを基に推薦を行った楽曲も同様の特性を持つことが期待できます。
国外での国際学会経験は初めてかつ学生生活最後の学会発表だったので、このような賞を頂けたことを嬉しく思います。学部生の時からの研究テーマを改良した、“対話型進化計算”と“楽曲推薦”とを組み合わせた新しい研究は今後研究室の後輩に受け継がれていきますが、さらにその有効性に関して深めていってほしいと話してくれました。
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