小学校低学年の児童でも利用可能なロボットのプログラミング教材を研究開発している情報システム工学科木室研究室。ふくおかIT Workouts2019の取り組みとして、学生が開発した教材を用いて、久留米市篠山校区のコミュニティセンターと筑紫野市の天拝小学童保育で、昨年12月までに5日間9回のプログラミング教室を開催しました。
木室義彦教授と4年生が講師役を、研究室の学生達が補助スタッフを務めるという体制で運営された教室には、小学校1年から6年まで延べ185名が参加。教室で使用したプログラミングロボット教材は2輪駆動の車型ロボットと手のひらサイズのドローンの2種類で、どちらも10個のボタンを押すことでロボットの動作をプログラムすることができます。
講師を務めた学生は、「低学年の児童は楽しそうにロボットを追いかけていましたが、高学年になるにつれて黙々とプログラミングに取り組んでいる様子をうかがうことができました。また、プログラミングによってロボットを目的地まで到着させるという課題を与えたところ参加者が集中して取り組んでくれて、課題を取り入れて正解だったと思います。」と語ってくれました。小学生の学習支援に貢献する本研究は、来年度の4年生と大学院生が引き継ぐ予定で、教室運営をより良いものにするために、ドローン教材のさらなる機能追加やアンケート結果のフィードバックによる教授方法の改善に取り組んでいくそうです。
線の上を走らせるライントレースやドローンプログラミングを実施。(久留米市篠山校区コミュニティセンター)
学童保育の児童にロボットプログラミング教室を開催。2日目は、広い体育館でのドローンプログラミング課題に挑戦。(筑紫野市天拝小学校)
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