本学工学研究科 情報通信工学専攻2年の学生の研究が、映像情報メディア学会の「優秀研究発表賞」を受賞しました。これは同学会が研究会活動活性化の一環として研究会発表を対象に、若手技術者、研究者および学生会員の研究を奨励するために設けているもので、今回は、前年10月~当年9月開催の研究会で発表されたすべての発表の中から14件が選ばれました。(表彰対象となった研究は、今年1月に同学会の放送技術研究会 学生発表部門にて「優秀賞」を受賞しています。)
12月12日、映像情報メディア学会冬季大会の会場にて表彰式が行われました。受賞研究テーマは「気象データを用いたKa帯マルチビーム型衛星放送システムのビーム制御法の検討―レーダーアメダス降水データの有効性の評価」です。
【気象データを用いたKa帯マルチビーム型衛星放送システムのビーム制御法の検討―レーダーアメダス降水データの有効性の評価】
高速大容量通信を目指す次世代の衛星放送システムでは降雨の影響が大幅に大きくなるため高度な降雨対策技術の導入が必須となります。本研究ではマルチビーム衛星を用いた次世代衛星放送システムを対象に、地上での気象状況をもとに衛星から照射される電力を適応的に制御する手法を検討しています。今回の解析では、気象状況の把握にレーダーアメダスの降水データを用いた場合についてシミュレーションを行い、衛星回線制御に用いる気象データの有効性を検討した結果について報告しました。
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