電気工学科3年「エンジニアリングデザインⅡ」では、手作りモータによる一人乗り電気自動車の設計製作に取り組むことにより、エンジニアリングデザイン能力の習得を目指します。その授業の中で、前年度の3年生が制作したカートを実際のレースで完走できるまで5カ月改造を重ね、去る8月24日、千葉県袖ケ浦市で行われた「2019年CQEVミニカートレース」(主催:日本電気自動車レース協会)に2チームが初出場しました。
これは同一仕様のモータ(ただしモータ・コイルの巻方/回転子形状は自由に設定可能)、同一車両、同一電池で、モータ設計技術、モータ制御技術、車両整備技術の違いにより走行距離を競う30分耐久EVレース(1周2436ⅿ)です。
今回のレース出場を目指し、3年生のメンバーは当初時速16㎞程のスピードしか出なかったカートの改良を重ね、最終的にはレースで時速30kmを記録するほどの性能まで高めました。モータのチューニングによりスピードと持続力のバランスをとる事や、制御盤の修復などに苦心したり、レース走行中に電圧電流の状況が確認できるメータをオリジナルで取り付けたりと様々な工夫を凝らし、A棟駐車場や塩浜グランドにて走行練習を重ねました。そのかいあり、レース本番では初出場ながら2チームとも見事完走し、多くの社会人チームが参加する中、10位と15位という良い結果を残しました。
後期は、さらなる速度向上と電費向上を目指して、モータ制御部分など各部の改善を行っていきます!
後期は、さらなる速度向上と電費向上を目指して、モータ制御部分など各部の改善を行っていきます!
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