8月28日-30日に英国・オックスフォード大学で開催された、2019 8th International Conference on Intelligent Information Processing (ICIIP 2019)にて、本学システムマネジメント学科の藤岡寛之教授がベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
発表タイトルは、「Extracting Characters from Classical Japanese Character Images with Ink Bleed-Through Using Pix2Pix」で、徒然草など古典籍文字作品の画像からいわゆるディープラーニング技術を利用して紙の劣化や裏面からの墨汁のにじみなどを除去して文字だけを抜き出す、といった手法についての研究です。
本研究は、藤岡教授のほか、教授の指導学生(今春卒業)と東京電機大学・日高章理准教授との共同研究として実施されました
藤岡教授は、数理的な立場から「文字」を題材にした情報メディア工学に関する研究を行っており、スマートフォンやコンピュータで利用される文字フォントの設計法や文字の「美」の評価に興味をもっています。古典籍文字はしばしば芸術作品として取り上げられますが、今回受賞した成果を情報科学の知識をもとに応用・発展させることで、今後、「文字の芸術性とは何か?」といった疑問が定量的な立場から解明できるのではないかと考えられています。
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