平成25年12月15日宮崎大学において、精密工学会九州支部宮崎地方講演会が開催されました。九州の国立大学を中心に各大学から優秀な学生が宮崎大学に集まり、ベストプレゼンテーション賞を目指して日頃の研究成果を発表しました。本学飯山公太郎さんは、きわめて明瞭で優れたプレゼンテーションをされたとして、発表の優秀性を高く評価され、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
飯山 公太郎さん 大学院知能機械工学専攻2年
(仙波研究室) 鹿児島県錦江湾高校出身
講演題目
誘導結合プラズマ装置を用いたPCD製研削工具に対するドライエッチング
講演概要
本研究では、砥石作用面が平坦に成形されたPCD製マイクロ研削工具に対してドライエッチングを行い切れ味の向上を試みた。仕上げ加工用の研削工具については、平坦に加工された砥粒表面に微細な凹凸を成形した。また、粗加工用の研削工具については、砥粒の先端を鋭利に成形した。PCD製マイクロ研削工具の切れ味を良くすることで、超硬合金などの高硬度材料に対しての超精密研削に使用できるようになる。
飯山さんの感想
私のような者がベストプレゼンテーション賞を賜り、大変光栄に思います。この賞を受賞できたのは、日々の懇切丁寧なご指導を頂いております仙波卓弥教授や天本祥文助教はもちろんのこと、研究室でお世話になった先輩方や一緒に研究を進めてくれる学生方のご尽力があってこそだと思います。心より感謝申し上げます。私は、今年度で大学院を修了し、4月から新社会人となる予定です。今後も研究室で得たことを糧にして精進していきたいと思っています。