文部科学省が主催する第3回サイエンス・インカレに、本学の情報システム工学科から4組8名の出場が決定しました。
いずれも同学科の「FITポケットラボ」に所属する学生で、今年の3月1日(土)・2日(日)に幕張メッセ国際会議場で開催される大会に向けて、プレゼンテーションの準備を進めています。
「サイエンス・インカレ」は、全国の自然科学系の学部生等に、自由な発想に基づく自主研究を発表する場を設けることにより、その能力・研究意欲を高めるとともに、課題設定能力・課題探究能力・プレゼンテーション能力等を備えた創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的としています。
「FITポケットラボ」は、研究室へ配属前の学生が、先輩学生の指導を仰ぎながら自主的に研究活動に打ち込むことのできる情報システム工学科独自の取り組みのことです。オープンキャンパスやサイエンス・インカレで研究発表を行い、成果を発信していくことを目的としています。
前年度の第2回サイエンス・インカレは3年生(現4年生)4名の参加でした。今年度は1年生も交え、先輩学生の指導を仰ぎながら独自イベントを開催したり、他学科の教員にも協力してもらいながら研究の幅を広げました。
コミュニケーションロボットMIYABOの挑戦
宮本知佳さん(1年:筑紫女学園出身)、秋好花穂さん(4年:筑陽学園出身)
ロボットを用いた「単身化社会」におけるコミュニケーションレスの対策を目的とし、開発したロボットを用いてあらゆる年代の人間と共存できるか調査を行った。
・こういった場は初めてなので、審査員の方々に伝わるように精一杯発表しようと思います。(宮本)
・昨年は初めてのことだらけで会場内の雰囲気に圧倒されるだけだった。今年は、昨年以上に積極的に他大学の学生や企業の方との交流を楽しみたい。(秋好)
廃棄PCを用いた分散コンピューティング(MapReduce)環境の構築
藤原正幸さん(3年:新宮高出身)、中山貴彰さん(3年:小倉南高)
計算機資源の再資源化・有効活用を背景に、学内で廃棄予定だったPC十数台をつなげて分散コンピューティングを構築し、最新PCよりも処理能力を向上させた。
・サイエンス・インカレで福工大の名前を轟かせてきます。(中山)
・大きな舞台で発表するのは慣れていませんが精一杯頑張ります!!(藤原)
前方2重跳びにおけるモーションキャプチャを用いた動作解析
佐藤拓広さん(3年:嘉穂東高出身)、原未希子さん(4年:鳥栖高出身)
縄跳びに苦手意識を持つ人にできなかった技ができる喜びや興奮を広めたいと思い、Kinectを用いた定量評価システムを開発し、2重跳びを跳べる上級者と跳べない初級者の違いを解析した。
・今までに培ってきた経験を今後にも生かせるように頑張り、何か成果を残す覚悟で頑張ります!(佐藤)
・昨年、実際に参加してみて自分自身の準備不足を感じた。今回はその経験を後輩たちに伝えるとともに、しっかりサポートをしていきたい。(原)
携帯端末での映像刺激による生体反応の検証
安部幸思郎さん(3年:延岡星雲高出身)、佐々木博道さん(4年:鹿屋高出身)
スマートフォンの普及に伴い隙間時間に動画を閲覧する機会が多くなったことに興味を持ち、自分の好きな動画を携帯端末で視聴すると生理状態と心理状態がどうなるか検証した。
・全国大会という大きな舞台に立たせて頂くので、自分に足りない部分を補いつつ、気を引き締めて発表してきたいと思います。(安部)
・昨年は質疑応答に的確に答えられなかったので、今回は安部君をサポートしながら、しっかりと会話(質疑応答)できるようにしたい。(佐々木)
ポケットラボについてはこちら
情報システム工学科についてはこちら
ダウンロード