公益社団法人精密工学会九州支部 第14回学生研究発表会
開催日:2013年12月14日(土)
会場:宮崎大学工学部
第14回学生研究発表会が先月14日に行われ、九州の国私立大学から45名が参加してベストプレゼンテーション賞をめざし日頃の研究成果を発表し、
若松さんの発表が「きわめて明瞭で優れたプレゼンテーションをされた」として高い評価を受け受賞に輝きました。
若松さんのコメント
若松 晃仁さん 工学部知能機械工学科4年(加藤研究室)
志布志高出身
今回ベストプレゼンテーション賞を受賞し、大変嬉しく思います。この賞を頂く事ができたのは加藤友規准教授をはじめとする先生方のご指導や先輩方のご協力のおかげです。この賞を励みにこれからも研究に取り組み良い結果を残せるように頑張ります。
発表した研究タイトル
超鉛直位置決め装置のバランスシリンダの内圧変動に関する考察
発表概要
カメラのレンズの様な非球面レンズの金型の加工に使用される非球面加工機などの超精密工作機械の位置決め方式には様々な方式が存在する。その中の1つとして、ある非球面加工機の垂直軸はコア付リニアモータ駆動に空圧式バランスシリンダを付与したハイブリッド方式とし、ナノ単位の高精度な位置決めと省エネルギー化を実現している。しかし、この電空ハイブリッド方式において、バランスシリンダの内圧の変動が鉛直軸の超精密位置決めに影響を及ぼすと考えられている。そこで本研究では、バランスシリンダの内圧を一般的に用いられているダイアフラム型のレギュレータとこれまで開発を進めてきた超精密高速応答圧力レギュレータ(HPQR)で調整し,レギュレータの上流に外乱を与えた時の鉛直軸の超精密位置決めとバランスシリンダの内圧の関係を調べる実験を行った。その結果、バランスシリンダの内圧変動が位置決めに影響を及ぼすことを確認した。
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