平成25年度「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に今般電子情報工学科の盧教授を研究代表者とするプロジェクト(研究プロジェクト名:画像技術とレーダー技術を融合した津波計測及び防災・減災システムへの応用研究)が採択されました。
研究チームには、他に電子情報工学科の近木准教授、松木准教授、田村助教、社会環境学科の森山教授が加わり、今後本学で研究拠点形成を目指します。総事業計画費は2億円(研究期間5年)で、平成16年社会連携研究推進事業(5年)及び平成17年ハイテクリサーチセンター整備事業(5年)を凌ぐ大型研究助成になります。
本研究では、陸上に設置される画像センサーとマイクロ波レーダーを用い、沖合50km先の波浪の高さ、形状及び速さをリアルタイムで計測し、画像とマイクロ波情報の4次元総合解析により、津波の高さや到達時間を到達20~30分前に予測するシステムを開発していきます。本プロジェクトは本学の基幹学科の1つである電子情報工学科の特徴を生かし、今日の高度情報社会に必要不可欠な計測技術と情報処理及び情報サービス技術を融合した電子情報技術をベースとし、津波の計測と予測を中心とする近未来防災・減災情報システムの構築、人材育成、地域との連携を目的とするものです。
将来、研究範囲を河川の氾濫や山崩れ等の計測・予測にも拡大され、技術は地域企業へ移転することにより、情報計測分野における企業の国際競争力が高まることも期待されます。
【文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」とは】
各大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援するため、文部科学省が研究プロジェクトに対して
重点的かつ総合的に補助を行う事業であり、もって我が国の科学技術の進展に寄与するものであります。
【研究プロジェクトに参加する主な研究者の概要】
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