2024年3月13日(水)~3月19日(火) 本学協定校・国立高雄科技大学との合同による課題解決型協働学修プログラム(グローバルPBL)を実施し、社会環境学科 藤井洋次教授率いる16名の学生達が台湾を訪問しました。地方創生と文創をテーマとした今回のプログラムは、国立高雄科技大学・日語應用系副教授の黄愛玲先生によるアレンジで高雄市・屏東市・台南市を舞台に展開しました。
高雄市では駁二芸術特区を訪れ、哈瑪星(ハマシン)と呼ばれる地区で旧高雄港駅や線路などを観光資源として活かす取り組みについて視察し、屏東市では地元産業であるハタの養殖場を活用した産業発展協会の観光への取り組みを体験しました。各養殖場には地元の日よけ傘を被って自転車で巡り、養殖場での餌づけ体験では巨大ハタが餌をダイナミックに吸い込む姿に学生達から歓喜の声が上がりました。執行長の林春來氏からは水産加工で出される鱗を活用した化粧品開発、販売やコロナ禍前後のハタ市場の変化について説明があり、学生達からも活発に質問が上がりました。
高雄科技大学での最終日には「高雄市の地方創生のための課題と解決策」をテーマに日台合同グループで意見を出し合い、各グループによる最終発表を行いました。藤井教授は最終発表を受けて 「皆さんはこれからの社会では様々な文化背景や価値観を持った人々と一緒に仕事をすることになります。今のうちに少しその難しさを体験することが大切です。様々な人の多様な視点を踏まえると斬新なアイデアが生まれます。ぜひ今回の経験を将来の糧にしてください。」 と講評を述べました。
福岡工業大学では、海外協定校とのグローバルPBLの取り組みを通じて今後も学生達のグローバルマインドの醸成を目指して参ります。