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台湾の半導体人材教育の最前線、明新科技大学へ学生を派遣します

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加熱する半導体産業の人材需要ビッグウェーブに乗れ!国際交流を開始

昨年12月に連携に関する覚書を締結した台湾の「明新科技大学」へ学生6名を派遣します

半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県菊陽町の新工場を開所した中、九州の半導体産業は大きな盛り上がり見せ、莫大な経済効果も見込まれています。福岡工業大学は、台湾で初の「半導体学部」を持ち、「ミニTSMC」とも呼ばれる半導体人材育成の最前線、「明新科技大学」と昨年12月に連携に関する覚書を締結しています。このたび、明新科技大学と連携した教育プログラム構築の第一歩として、学生6名が現地を訪れて半導体技術の最前線を学ぶ日程を設けます。
九州の半導体産業界を盛り上げるために、特に人材の育成は九州の大学にとって重要な課題になっています。福岡工業大学は今後同大学との間で学生・教員の人材交流を進めながら、半導体技術を本場で学ぶグローバル人材を育て、九州の半導体産業の中核となるべき人材を育てていきます。取り組みについて取材していただけましたら幸いです。

2024年3月26日(火)台湾:新竹県新豊郷「明新科技大学」にて

メディアの皆様も一緒に台湾の半導体教育の最前線を取材しませんか?

日程
3月25日(月)福岡を昼に出発→新竹まで移動
3月26日(火)明新科技大学で半導体教育施設の見学、中国語講義受講、
現地の半導体関連企業見学などの体験プログラムを実施予定。

加熱する半導体業界の人材獲得の波に乗れ!福工大も半導体の専門コース設立目指す

TSMCをはじめ、世界的な半導体メーカーや関連産業が相次いて九州に設備投資を進める中、特に課題となっているのが人材の獲得です。特に、台湾のメーカーは日本で活躍できる人材を国内外で(進出先の日本でも)強く求めています。ただ、九州の半導体業界においては、特に生産技術職に関わる人材不足は深刻です。半導体や関連産業に関わる人材育成などを目指す産官学組織「九州半導体人材育成等コンソーシアム」によると、九州の半導体業界における人材不足は、今後10年間で毎年1,000人程度になると見込まれています。この半導体をめぐる大きな産業構造の変化の波にいち早く乗るべく、福岡工業大学では明新科技大学と連携して教育プログラムを構築する半導体の専門コースを工学部の中に設立することを目指していて、今回の訪問は将来的にこのコースでの学修も目指す工学部の1~2年生が中心となり、実施されます。
https://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/jyoho/oshirase/230727_1.html

半導体人材育成のトップランナー「台湾明新科技大学」

台湾北部にあり、多くの半導体製造トップ企業が入居する台湾のシリコンバレー、「新竹サイエンスパーク」近くにあり、2021年に台湾初の「半導体学部」を設立。同大は特に半導体の製造工程で「後工程」と呼ばれる組み立てや試験・検査に特化した人材を育てており、学内には台湾政府や企業から支援を受けて、実際に企業が使用するものと同じ最先端の半導体製造ラインも備えています。また、半導体製造にかかわるエンジニアのライセンスである「半導体検測工程鑑定士」の試験を台湾政府や企業とともに実施するなど本格的に半導体に特化した人材育成を行っています。連携する世界的な半導体メーカー「Powertech Technology Inc.」では従業員の10%(管理職の5%)が明新科技大学の卒業生であることなど、企業とのコネクションも非常に強い大学です。

背景

日本に進出する台湾の半導体メーカーおよび関連企業においても、人材確保は重要な課題になっています。特に、台湾の大学で学んだ学生は国内での就職を望む傾向が強く、日本で活躍する人材の不足感は台湾メーカーでより強くなっています。このため、メーカーからのニーズを受けて、明新科技大学でも日本からの留学生を同大学で受け入れて育てる、新たな「日本人コース」のプログラムを実施予定です。同大の教育制度を利用している日本の大学は現時点ではまだなく、福岡工業大学は今後同校と協議を進めながら、台湾企業でのインターンシップなどを含む新しい半導体産業に関わる人材の教育カリキュラムの構築などを進めていきます。

取材のお申込み・本件発信部署

福岡工業大学 入試広報課(担当:池田)
TEL:092-606-0607

取材のご依頼は下記申込書(PDF)をご記入のうえ、
FAX(092-606-7357)またはメール(kouhou@fit.ac.jp)にて本学入試広報課にご送信ください。


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