大学院工学研究科知能機械工学専攻において、 6月19日(月)～30日(金)の日程でイギリスのレスター大学からDr. Dimitrios Statharas 講師を招聘して「知能機械工学演習Ⅱ」の集中講義が行われました。
この講義は機械工学の専門分野を英語で学ぶとともに国際的なコミュニケーション能力の向上を図ることを目指して行われてきましたが、新型コロナウィルスによる渡航制限により閉講が続いていました。今回は、朱教授、廣田教授、駒田准教授、槇田准教授、鞆田助教の5名で企画・実施され、4年ぶりの開講となりました。
講義内容は材料工学と溶接技術に関するもので、英語での10回の講義に対して日本語による補足の講義と期末試験を含めて全15回が実施されました。高度で難しい内容であり、且つ、日程も非常にタイトでしたが、学生達は集中して熱心に耳を傾けていました。講師もそれに応えて学生の反応を見ながら丁寧に説明をされており、受講後の学生からは有意義であったという声が多く聞かれました。期間中には学内のレストランOASISで学生と講師の交流会も行われました。Statharas 講師は年齢も若く大変気さくで、交流会では多くの学生が講師との会話を楽しんでいました。
今回の集中講義で初めて専門分野の英語での議論に触れた学生も多く、その経験は社会に出てから英語で技術者や研究者とコミュニケーションを持つ機会が訪れたときに役立つと期待されます。
