採択内容:研究奨励 福岡工業大学電気工学科 北川 二郎 准教授
研究課題:新しい光機能性をもつ希土類化合物の開発
大学における研究活動では、競争的外部資金の活用が重要になっていますが、この度、工学部電気工学科・北川准教授の研究提案「新しい光機能性をもつ希土類化合物の開発」が旭硝子財団の研究助成に採択されました。
この旭硝子財団が実施する研究助成事業(研究奨励)は、「化学・生命科学」「物理・情報」「建築・都市工学」及び「人文・社会科学」の4分野において、大学等の若手研究者の基礎的・萌芽的な研究を支援するもので、毎年の全国公募及び有識者による審査を経て、支援対象となる研究が決定されます。
今年度の公募では全国から544件の応募があり、その中から80件が採択(採択率14.7%)となりました。
今回、北川准教授の申請した研究は、希土類化合物中の電子の状態とそれらが光の影響を受けて変化するメカニズム、及び、磁性に与える影響について実験や分析を通して詳細な解明を行うことで、光で磁性を制御できるような希土類化合物の開発を目指すものです。
現在、様々な記録デバイスの多くが加熱によって磁性を制御することで情報を記録していますが、光だけでの制御が可能になれば、消費電力を抑えた新しい原理による記録デバイス等の開発につながる可能性も考えられます。
今後の研究の進展にご期待ください。
北川研究室:新しい機能性を持つ磁性材料の開発を目指しています。 北川先生研究者データベースプロフィール(別ウインドウで開きます) |