情報通信工学科・石田研究室の4年生が2022年度の日本VR学会、テレイマージョン技術研究会で発表されたプレゼンテーションの中から「テレイマージョン技術研究発表賞」を受賞しました。第48回テレイマージョン技術研究発会は、2022年12月16日(金)愛媛県松山市にて開催され、各大学からメタバースや深層学習、VRなどに関する研究が発表されました。受賞した研究テーマは、「CDジャケットをARマーカとした音楽試聴アプリの開発」です。新型コロナウイルスの影響を受けて、CDショップでも試聴機の使用に制限がかかっているところが多い中、AR空間にCDジャケットを画像認識させることでアーティストのさまざまな情報も現実空間への重畳表示により確認できます。学生のアイデアや技術力が特に優れていると高く評価されました。
新型コロナウイルス感染症の影響で「人」や「モノ」との接触への不安が大きくなる中、CDショップにおいても試聴機でヘッドフォンを用いて音楽を試聴することに制限がかかるところが多くなり、ショップを訪れてジャケットのデザインやアーティストの情報と共に音楽を楽しむ醍醐味が失われつつあります。こうした中、本研究ではAR技術を活用して興味関心のあるアーティストの音楽を非接触&安心して試聴することができるようになるアプリを開発しました。アプリは音楽試聴機能と関連情報提示機能を有しています。利用者が任意のCDジャケットを画像認識させることで、そのCDの音楽を試聴できると同時に、AR技術によりCDジャケットを画像認識させ、アーティストの情報も現実空間への重畳表示により確認できます。